暴力行為等処罰法違反:博物館を脅した容疑で男を逮捕 /兵庫
毎日新聞 2013年04月11日 地方版
神戸市中央区の同市立博物館に電話をかけて企画展を延期するよう脅したとして、県警公安2課は10日、姫路市四郷町坂元、元政治団体代表、桂田智司容疑者(52)を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。同課によると、桂田容疑者は「電話はかけたが、脅迫はしていない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、1月29日午前、中国の文化財を展示する「中国 王朝の至宝展」の開催を準備していた同博物館に対し、「尖閣諸島問題で対中感情が悪化しているこの時期に、なぜ開催するのか。無期限延期しなければ、街宣車の抗議活動もあり得る」などと1時間半にわたって電話で脅したとしている。
同課によると、2月2日から4月7日までの同展開催中、計約10回、延べ約35台の街宣車が博物館付近で抗議活動をしたという。
〔神戸版〕