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無料ウェブサイトビルダー「Jimdo」と「Wix」を比較してみた

2013/04/11


「WixとJimdoってどっちがいいですか?」と聞かれたので解説記事を書いてみます。


無料ウェブサイトビルダー2強

JimdoWixは「無料ウェブサイトビルダー」に属するウェブサービス。どちらも「知識ゼロで簡単にウェブサイトが制作できる」ことを売りとしています。

全世界で見たときのユーザー規模としては、Jimdoが約800万ページ、Wixが約2,900万ページと、Wixが上回っています。Jimdoは日本拠点を構えて普及に努めているため、国内での知名度・利用度はJimdoに軍配が上がるでしょう。

資金調達面でいうと、Wixは5,850万ドルを調達、Jimdoはあえて多額の調達は実施しないという方針を貫いているのは対称的です。このふたつの企業がどのように対決、棲み分けしていくのかは個人的にも関心があります。

ちなみに後続にはYcom出身の「Weebly」も控えています。日本語対応していないので、今回の比較からは除外しています。


比較してみた

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独断と偏見で表にするとこんな感じ。それぞれ見ていきましょう。


デザイン性—美しさではWixに軍配

まずはテンプレートのデザイン性。こちらはWixに軍配が上がります。Jimdoは「いかにもJimdoでつくりました」という感じのサイトに仕上がる一方で、Wixはかなりデザイン性が高く、知らずに見るとプロが制作したもののように錯覚するほどです。

たとえば「路上文学賞2013」のサイト。高いデザイン性に加え、HTML5ベースの現代的な動作をしてくれます。こうしたサイトをJimdoでつくるのはなかなか難しいのです。

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もっとも、Jimdoもカスタマイズをすればデザイン性は高められるようです。公式サイトの作例はハイクオリティです。

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スマホ対応—デフォルト対応のJimdoに軍配

Wixは高いデザイン性を誇る一方で、スマホ対応は完璧とはいえません。先ほどの「路上文学賞」のサイトをスマホで見ると、PCビューがそのまま表示されます。テンプレートにもよりますが、メニューの文字などが小さくて読めないので、ユーザーに拡大してもらう必要が出てくるでしょう。

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対するJimdoはデフォルトでスマホビューに対応しています。文章の可読性はやはりこちらの方が高いですね。

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カスタマイズ性—アプリマーケットのあるWixに軍配

サイトを自由に、かつ簡単にカスタマイズすることができるのはどちらでしょうか。色々触ってみた感じ、この点に関してはWixが僅差で勝っている印象です。

サイトの編集に関してはどちらも優れた使い勝手です。PCが苦手な人でも、違和感なくデザインの編集ができるはずです。

カスタマイズ性の面でWixとJimdoの差になっているのは「アプリ」の充実度。Wixは外部の開発者がアプリを提供できるプラットフォームを用意しています。インストール件数は150万件を超えており、活発に開発・利用されています。

シンプルなウェブサイトをつくるだけなら問題はありませんが、「Googleカレンダーを埋め込みたい」「フォームを埋め込みたい」「Instagramのフィードを表示したい」など、追加機能を導入したいときはWixが活躍するでしょう。


拡張性—Jimdoに軍配。ただし使い方次第

Wixはデザインがオシャレで完成度が高い一方、その完成度の高さゆえに、サイト内のコンテンツを拡張していく際に制約が出てきてしまいます。

デザイン上、メニューの項目を増やすときに限界が来てしまうわけです。たとえばこのテンプレだと、メニューの数を10個にまで増やすのは難しいでしょう。

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一方でJimdoは特にサイドバーの拡張性が高く、いくらでもコンテンツを追加できます。もちろん視認性が悪くなるので、どちらがすぐれているかは一概にはいえないのですが…。

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総じていえば、サイト内にコンテンツを続々と追加していく場合はJimdoが、キャンペーンサイトなど、コンテンツの追加が予想されない場合はWixの相性がよいでしょう。


料金

料金はどちらもグッド。まず、双方とも無料でも問題なく使えます。

Jimdo(Pro)は、11,340円(年額)を払うとドメインの取得、広告の除外、豊富なデザインテンプレを利用できるようになります。28,980円の「Business」はこれらに加えてオンラインショップシステム、優先サポートなどが提供されます。

Wixはもっとも一般的な「無制限プラン」が年額13,860円。Jimdoよりちょっと高いですが、誤差の範囲でしょう。ドメイン取得、広告除外に加えて、125ドル分の広告クーポンも付いてきます。月間のアクセス数が少ない場合は、より安価な「コンボ」プランも用意されています(年額9,204円)。

この値段で十分なクオリティのウェブサイトが制作できるわけですから、決して高くありません。自分でサーバー借りたとしても、最安クラスのロリポップですら年間3,000〜4,000円は掛かってしまいますしね。


というわけで、同系列のサービスではありますが、その特徴や用途は微妙にかぶっていません。ご自身の環境に合ったサービスをぜひ利用してみてください。

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