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「未成年でも飲める」有名店を家宅捜索

 年齢を確認せずに未成年に酒を提供したとして、神奈川県警相模原北署が風営法違反(未成年への酒類提供)の疑いで、相模原市の居酒屋チェーン店「庄や橋本北口店」を家宅捜索していたことが10日、分かった。同署はこの日、店舗への指導実態を調べるために店を経営する「大庄」(東京・品川区)も家宅捜索した。橋本北口店は、地元の未成年の間では「酒が飲める店」として有名だった。

 相模原北署によると、「庄や橋本北口店」は昨年11月10日午後10時ごろ~翌11日午前3時ごろに、市内の少年3人(いずれも当時17)にビールや焼酎などの酒類を提供した疑いがある。1人の少年が11日朝、市内のコイン精米機所内で泥酔して寝ているのを、署員が確認し、発覚した。同署は今月9日に店を家宅捜索し、男性店長(42)から事情を聴取。この日は、経営する「大庄」を家宅捜索した。

 橋本北口店は、市内の未成年の間では「酒が飲める店」として知られていた。男子高生(17)は「私服で行けば年齢確認をされない。周りでは『飲みたいなら庄やに行け!!』と言われていた」。女子高生(16)は「大学生がバイトで入る深夜帯が狙い目なんです」と堂々と語った。

 店はJR橋本駅北口から徒歩2分。周辺は、大手居酒屋チェーン店など15店以上が立ち並ぶ“居酒屋競合エリア”だ。近隣には大学も多数あり、店の入り口には、飲酒後に叫ぶなどの迷惑行為自粛を求める貼り紙がある。

 未成年への酒提供の背景には「居酒屋業界の過当競争」がある。公益財団法人食の安全・安心財団などによると、居酒屋市場は、92年の年間1兆4500億円をピークに、11年は約9900億円まで減少。一方で、全国の店舗数は年々増加している。大手居酒屋チェーン店は「低価格」を売りに客を呼び込み、店舗ごとに毎月の売り上げ目標を設定している。捜査関係者は「店のノルマ達成のために、年齢確認をしなかった可能性もある」と指摘した。

 08年10月には「庄や東松山店」(埼玉・東松山市)が、少女(当時16)2人に酒を提供したとして、県公安委員会に3カ月の営業停止を命じられた。大庄の広報は「未成年と疑われる場合の年齢確認は、全店舗徹底しています」とコメントした。

 [2013年4月11日8時45分 紙面から]

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