テペッシュがメジャー初戦で白星　８回途中まで１失点の快投

　プロ３年目の右腕ニック・テペッシュ（２４）が９日、地元でのレイズ戦でメジャーデビュー。初登板初先発にもかかわらず、９３マイル（約１５０キロ）前後の直球とシンカーを軸に低めを丁寧に突く投球で７イニング１／３を４安打１失点に抑え、初勝利を挙げた。

　「今日は特別な日。野球を始めたときから、この日をずっと待っていた」とテペッシュ。ベンチ前でのヒーローインタビュー時には、アンドラスら同僚からシェービングクリームを顔に塗られるなど手荒い祝福を受けたが、終始笑顔だった。

　春季キャンプで好結果を出し、先発５番手に滑り込んだ若手有望株。エース左腕ハリソンが腰痛を訴え、戦線離脱の可能性もある中での好投に、ワシントン監督も「試合をつくった。メジャー初マウンドなのに自分らしさを失わなかった。精神的に成熟している」と目を細めた。　（アーリントン大城和美）