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【大リーグ】

イチローが今季1号 弾丸ライナーで右翼席へ運ぶ

2013年4月11日 紙面から

◇ヤンキース 14−1 インディアンス

 【クリーブランド穐村賢】ヤンキースのイチロー外野手(39)は9日、当地でのインディアンス戦に6番右翼で先発出場。3回の第2打席で今季第1号となる本塁打を右越えに記録するなど5打数1安打1打点。3試合連続安打&同打点でチームの勝率5割復帰に一役買った。

 イチローの願いを乗せたライナーが右翼フェンス上端をなぞるようにフェンス向こうのブルペン内に消えた。「とりあえず越えてくれと思っただけですよ。結構(弾道が)低かったですからね。だからホームランというより『野手は捕らないで』と思った」。打球の着弾点が確認できず、全速力で一塁を蹴ったが、本塁打と分かると、いつものようにスピードを緩め、淡々とした表情で本塁に戻ってきた。

 打った球は内角のツーシーム。ボールゾーンからストライクゾーンに入ってくる難しいボールだったが、腕をうまくたたんで強振。イチローらしい弾丸ライナーで運んだ。「厳しいコースのボールをうまく捉えた? そうね」としたり顔で答える様子は、打率1割以下で苦しみ、余裕のかけらもなかった3日前とは別人。“スロースターター”を自任する男が乗ってきた。

 

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