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【プロ野球】

巨人 原冷え 22イニング連続無得点

2013年4月11日 紙面から

阪神−巨人 8回表2死満塁、中飛に倒れぶぜんとした表情を見せる村田=甲子園球場で(市川和宏撮影)

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◇阪神0−0巨人

 延長12回の末、無得点で引き分けた。先発した阪神のスタンリッジ、巨人の杉内はともに7回まで。救援陣も好投した。巨人は8回2死満塁、阪神はその裏の2死一、二塁で均衡を破れず、その後はともに好機をつくれなかった。

     ◇

 宿敵とがっぷり四つに組み合った延長12回、4時間14分のロングゲーム。巨人は分厚い投手陣の力を虎に見せつけた。でも、敵を寄り切ることもできなかった。今季2度目の引き分け。試合後の原監督はこの結果を淡々とした表情で受け止めた。

 「投手陣はよく頑張ったと思います。杉内も粘っこく投げてくれたし、リリーフも」。4人の投手が12イニングを無失点。攻め込まれた場面でも、本塁に走者をかえすことは最後まで許さなかった。「こういう時はしっかりと守る。引き分けにつながったのはよかった」。指揮官は堅守への手応えは感じていた。

 ただし、ここにきての打線の低調ぶりは気になる。どんどん冷え込んでいった気候に影響されたわけではないだろうが、2試合連続の無得点。7日の中日戦(東京ドーム)の8回から数えると、22イニング連続で「0」という数字をスコアボードに並べた。

 この状況には原監督も「打線は見ての通りだなぁ」と苦笑い。しかし、打線の組み替えなど自分からジタバタするようなことはしない。指揮官の心に動揺はない。11日に対戦する榎田を攻略するための策を練り、1リーグ時代からの球団タイ記録・開幕7連勝を成し遂げた打線の底力に期待を託す。

 「何とかしないとね。あしたは爆発します!!」。会見の最後、原監督はこんな“予言”を残した。盤石の投手陣を打線が援護すれば、おのずから勝利への道が開けるはず。3戦目で再び、虎の引き立て役となる気はない。スカッと勝って、気分よく東京ドームに帰ってみせる。 (川越亮太)

 

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