日本ハムの二刀流ルーキー大谷翔平投手(18)が9日の楽天戦(東京ドーム)に「7番・右翼」で先発出場し、楽天先発の田中将大投手(24)に3タコ2三振と完敗した。大谷は「今まで見た投手の中でストレートが一番速かった。全体的に迫力がある投球だったと思うし、オーラがすごかった」と格の違いを認めるしかなかった。
試合は大谷の無安打と関係なく、プロ初先発したルーキー・新垣が5回途中7失点と乱調のワンサイドゲーム。ロングリリーフ要員の矢貫が開幕9戦で5試合目の登板をするなど、先発が持ちこたえられずチームの借金は再び3となった。栗山監督は「打線(の不振)は気にならない。(先発が)先に点を取られているから打ちづらくなっている」と先制点献上の負けパターン払拭に頭を抱えている。
5位に沈む日本ハムの台所事情は開幕ローテーションのうち開幕投手の武田勝が左ふくらはぎ筋挫傷で離脱。谷元が2試合連続3回KO、中村も5回途中6失点とフラフラで、試合を作れる先発がウルフ、吉川、木佐貫の3枚だけ。右肩手術から復帰を目指すケッペル、右肩故障中の斎藤佑のメドが立たず先発不足が日に日に深刻化している。そこで注目されてしまうのが「投手・大谷」の一軍昇格。11日のイースタン・ロッテ戦(QVC)に登板した後は20日のフューチャーズ戦(鎌ケ谷)、30日のロッテ戦(同)と段階を踏んで大きな問題がないようなら5月初旬にも一軍デビューのスタンバイは完了する。
球団は「5月の交流戦あたりになると先発の状況も変わってくる」(山田GM)と大谷のデビュー戦を緩やかに想定してはいるものの、チーム状況が上向かなければスケジュールの前倒しもありそう。それが現実となるようなら今年の日本ハムは相当に危うい状況ということになる。
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