'13/4/11
広島県警、南署の移転検討
広島県警の井口斉本部長は10日、広島東署(広島市中区富士見町)の移転に伴い、管轄が広がる広島南署(南区宇品東4丁目)の移転を検討していることを明らかにした。県警本部であった警察署長会議の訓示の中で述べた。
県警によると、広島東署は現在、東区と府中町の全域に加え、中区と南区の一部を管轄する。県と県警は管轄を東区と府中町の全域とするのに合わせ、東区二葉の里地区への移転を計画。2016年度に土地を取得し、18年度の業務開始を目指している。
県警警務課によると、広島東署の移転に伴い、広島南署の管轄は南区全域(約26・1平方キロ)となる。署員数も169人(4月1日現在)から増員する予定。現在の広島南署は1963年完成で老朽化も進んでいるため、移転の検討を進めるとしている。
具体的な移転先や時期は未定だが、井口本部長は訓示で「広島東署と並行して進める必要がある」と述べた。
【写真説明】警察署長会議で、広島南署の移転を検討していると明かした井口本部長