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'13/4/11

専用スタ協議会は5月発足


 広島市の松井一実市長は10日の記者会見で、市中心部へのサッカー専用スタジアム建設を議論する官民の協議会を5月に設置する意向を示した。メンバーの人選では、広島県や経済団体などに外部の専門家を含め推薦を依頼する。「(構成団体の意思に縛られず)フリーな議論ができる環境にしたい」と述べた。

 市や県、経済団体などで構成する協議会は専用スタジアムを建設する場合の規模や資金調達、候補地などを検討する。松井市長は「5月中に議論をスタートしたい」と強調した。

 市は2003年、官民で「サッカースタジアム推進プロジェクト」を設置したが、その後は休眠状態になった経緯がある。

 松井市長はその理由を「メンバーが各団体の意思に拘束されて議論が実質進まず、空中分解した」と分析。5月に設ける協議会では「個人の知識や経験を駆使して議論する方が成案を得やすい」との考えを示した。

 協議会ではJ1サンフレッチェ広島の本拠地、エディオンスタジアム広島(旧広島ビッグアーチ、安佐南区)の今後の在り方も探る。松井市長は「専用スタジアムが大規模になれば本来の陸上競技場に戻るし、小規模なら引き続き使う可能性もある」と述べた。




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