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'13/4/10

錦帯橋空港が新観光名所に



 岩国錦帯橋空港が、岩国市の新たな観光スポットとして注目を集めている。ターミナルビルを管理・運営する第三セクター岩国空港ビルが1月に始めた団体向け見学ツアーには3月末までに59団体の約2千人が訪れた。

 「米軍管理の空港です」「展望デッキからは間近に旅客機が見えます」―。同社の大村慎一副社長(61)は、1日4団体に説明する日もある。ターミナルビルの中庭で、自作の説明板を使いながら空港の特徴を話す。4月は予約を含め、既に12団体の約400人の見学ツアーが組まれている。

 離着陸時刻に合わせて、旅客機が駐機場に入ってくる光景や、給油や荷物を積み込む出発までの準備、搭乗者の手続きなどを見学できる。展望デッキからは、風向き次第で飛行が見える上、自衛隊機などの訓練を見ることもある。

 岩国空港は「錦帯橋とセットで回れる」「日ごろ見ることができない旅客機の姿が楽しめる」と市内や近隣市町から訪れる団体に好評。防長トラベル(周南市)も、錦帯橋周辺での花見と合わせた日帰りツアーを萩・長門地区向けに企画し、40人の利用があったという。

【写真説明】大村副社長(左上)から空港の説明を聞く見学ツアー参加者




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