お互いに不満をため込みすぎないよう、日頃から気をつけることが大切なようだ
結婚生活。それは、甘くて幸せいっぱいな時間…なんて幻想を抱いていられるのはせいぜい新婚まで。一緒に暮らしていれば、なにげない相手の行動にイラっとすることも少なくない。気づかないうちにパートナーの大きな怒りを買っている、なんていうこともあるかもしれない。
では、世間の夫婦はどんなことに「許せない!」と怒りを募らせているのか? 全国の20~49歳の既婚男女300人に「夫・妻の行動で許せないこと」について、アンケート調査(調査協力:アイ・リサーチ 調査時期:2012年7月、ウェブ上にて)を行った。
全13項目の選択肢から最大2つまで選んでもらったところ、「許せない行動」上位5位は下記のような結果に。
【男性側の回答】
1位 整理整頓ができないこと 27.3%
2位 日常の会話が少ないこと 14.0%
3位 お金遣いが荒いこと 12.0%
4位 きまじめ過ぎること 8.7%
4位 相談や連絡が少ないこと 8.7%
【女性側の回答】
1位 整理整頓ができないこと 28.0%
2位 家事を全く手伝わないこと 16.7%
3位 お金遣いが荒いこと 12.7%
4位 日常の会話が少ないこと 12.0%
4位 デリカシーが無いこと 12.0%
1位は男女ともに「整理整頓ができないこと」(27.7%)で、2位以下に10ポイント以上の差をつけた。共同生活をしている以上、いくら自分ががんばって片付けても、相手に散らかされたらその苦労は水の泡。“お互い様”とはいえ、女性陣からは、「掃除をしない。だらしがない」(40歳・女性)、「狭い家に、本やフィギュアのコレクションが増え続ける」(32歳・女性)といったクレームが多発。「大量の使用済みバスタオルや靴下がベッドから出てきたときには、さすがに殺意を覚えた」(35歳・女性)というコメントも寄せられた。一方、夫婦で差がついたのは2位以下の項目。妻側は、夫が「家事を手伝わない」「デリカシーがない」ことに不満を抱いているのに対し、夫側は「(妻が)きまじめ過ぎる」「相談・連絡が少ないこと」など、普段のコミュニケーションにおける不満が目立った。実際、男性陣からは「(妻が)すぐ怒る」(35歳・男性)、「せっかくデートに誘っても断られるとやりきれない」(33歳・男性)など、苛立ちの声が上がった。
こうして見ると、互いにすれ違いが多いかのようだが、注目すべきは「許せないことは特にない」と回答した夫が49.3%、妻が33.3%もいること。
「結局はおいしいご飯と笑顔を見ると、多少のイライラは解消される」(37歳・男性)、「育児や家庭の悩みはすべて夫に相談。普段文句を言いながらも、実はとても頼りにしている」(30歳・女性)などの意見もあり、なんだかんだいっても、夫婦円満な家庭が多い模様。少々苛立たしいことがあっても、鷹揚な気持ちで臨むこと。それが、長続きの秘訣のようだ。
(小宮徳子)
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