長州力さん:レスリング五輪存続へ母校で気勢
毎日新聞 2013年04月10日 20時05分(最終更新 04月10日 20時46分)
20年夏季五輪の実施競技から除外の危機にあるレスリングの72年ミュンヘン五輪韓国代表でプロレスラーの長州力さん(61)が10日、母校の専大レスリング部の道場(川崎市)を訪れ、後輩たちを指導。選手の目標である五輪舞台存続へ向けて、一致団結、気勢を上げた。
約20年ぶりに道場を訪れた長州さんは「練習が厳しくて、寮の窓から荷物を落として、みんな逃げて行ったんだよ」と回想。猛練習した日々を振り返り、「五輪が始まった時からある競技だから、ずっと続けてほしい」と訴えた。
専大の部員は現在28人で五輪を目指す選手もいる。練習を見ていた長州さんも途中からマットに立ち、足の取り方などを熱血指導した。【藤野智成】