22歳の誕生日を迎えた今月1日、リイナは新番組のレギュラーに抜てきされた。平日朝の生情報番組「スイッチ!」で、アシスタントを務める。つぶらな瞳は、TBS系「王様のブランチ」で司会を務める姉のユイカにそっくりだ。
「最初は桜の開花中継を担当し、(名古屋の)地元の方々と触れあえて、すごく楽しかった。今は地元密着情報を伝えています。でも、テキパキしゃべっていると思ったら、みんなより遅かったり、原稿を棒読みして、共演の(お笑いタレント)チャンカワイさんから『棒読ミ~ナ』といわれたり…。自分でも下手っぴだと思います」
大きな瞳を少しだけ曇らせた。無理もない。発声練習などアナウンサー研修は始まったばかり。それでも、東海テレビの上層部は「何色にも染まっていないのがいい」と期待を寄せ、いきなり、入社日に番組に登場した。常にメモ帳を持ち歩き、反省点と目標を書き留めるのが日課だ。
アナウンサーは小学校1年のころからの夢だった。当時、大好きな祖母から、朝のテレビに出演する女子アナに「元気をもらえる」と聞き、「いつの日か私も」と決意。青山学院大学時代、イベント司会や東日本大震災を契機に「人のために役立つ仕事」と、その思いは強くなった。