クリント・イーストウッド監督のミステリー。刑事、被害者の父、容疑者として再会した旧友の運命が交錯する。
クリント・イーストウッドが監督し、アカデミー賞ではショーン・ペンの主演男優賞とティム・ロビンスの助演男優賞、2部門を受賞したミステリー・ドラマ。幼馴染み同士が殺人事件をきっかけに再会し、立場の違いによってそれぞれの運命を狂わせてゆく過程を、実力派キャストによって重厚な緊迫感で描いている。復讐によって家族・友情を失ってゆく男たちの姿は、単純に善悪を分けられない多様性を感じさせ、深い余韻を残す。
【ストーリー】ジミー、ショーン、デイブの3人の少年は、その日、いつものように近所で遊んでいた。そこへ突然、見知らぬ大人が現われ、デイブを連れ去っていく。後日デイブは保護されるが、以来3人が会うことはなくなり、事件の記憶は忘れ去られていった。それから25年。ある日、ジミーの19歳になる娘が死体で発見される。この事件を担当するのは刑事となったショーンだった。やがて、捜査線上にはある人物が容疑者として浮かび上がる…。