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2012-04-02
菅首相の「4号機火災に関する国民へのメッセージ」発表頃、風は飯館村方向に、そして雨が……
首都圏を含む3000万人避難の危機が全く去らない4号機ですが、昨年3月の4号機火災により飯館村の汚染が最悪となったことがデータから確認できます。
「3000万人避難の危機が全く去らない」とは、巷間言われている燃料プールです。
1〜3号機のメルトスルーした燃料は、地下の位置にあります。
そもそも半地下構造になっていますから、コンクリートが損傷しても土があります。
土のおかげで汚染水の漏れには限りがありますが、それでも地下水や海水に流れ込み、ひどい有り様です。
4号機の燃料プールには約1300本という大量の燃料棒があり、その上階に使用前の保管燃料があります。
燃料プールの周囲は地下と同じくコンクリートですが、その外側には土がありません。
空中、大気です。
そのことは、水漏れが地下とは比べものにならない量になることを意味します。
4号機は倒壊が懸念されていますが、何も倒壊しなくとも、地震などにより亀裂が大きくなり、注水量が蒸発量と漏出量を下回れば終わりです。
http://www.youtube.com/watch?v=ni3HX9_lLtA
放射性物質移流拡散シミュレーション 2011年3月12日-2011年3月27日
【2011年3月15日午前1時、南西方向に風は吹いています】
【2011年3月15日午前11時20分、菅首相の「4号機火災に関する国民へのメッセージ」発表の速報頃。爆発とは異なり、火災とは継続的現象です。風は飯館村方向に、そして雨により地表に放射能が沈着しています】
【2011年3月16日午前11時20分、「4号機火災に関する国民へのメッセージ」から1日後】
【再掲:ニューヨークタイムズに掲載されたグラフの拡大版。4号機火災時に最高値を示しています】
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/16/world/asia/20110316-japan-quake-radiation.html
【再掲:「国民へのメッセージ」が発せられた程の4号機の火災】
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110315/plc11031511160022-n1.htm
2011.3.15 11:16
菅直人首相は、15日午前11時すぎから官邸で「国民へのメッセージ」を発表し、東京電力福島第1原子力発電所について「4号機で火災が発生し、周囲に漏洩している放射能の濃度がかなり高くなっている。今後さらなる放射性物質の漏洩の危険が高まった」と述べた。