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睡眠中に見る夢、日本の研究チームが解読に成功

  • 2013年04月05日 18:21 発信地:京都
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中国・北京(Beijing)の家具店で、商品のソファで眠り込む男性たち(2012年2月17日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Ed Jones

【4月5日 AFP】人が見ている夢の内容をMRI(磁気共鳴画像装置)で「読み取る」ことに成功したと、国際電気通信基礎技術研究所(Advanced Telecommunications Research Institute InternationalATR)の研究チームが5日、発表した。研究論文は4日付の米科学誌「サイエンス(Science)」に掲載されている。

 MRIを用いて人間の無意識下にある秘密の1部を「こじ開けた」のは、京都にある同研究所の脳情報研究所(Brain Information Communication Research Laboratory Group)神経情報学研究室(Computational neuroscience laboratories)の神谷之康(Yukiyasu Kamitani)室長が率いるチーム。

 サイエンス誌に掲載された論文よるとチームは、被験者らが睡眠中に脳のどの部分が活動しているかをMRIで正確に計測した後、被験者を起こし見ていた夢について報告してもらうという過程を約200回繰り返し、得られた回答をMRIで作成した脳地図と比較した。その結果、チームは被験者が見た夢の約60%を正確に解読することができたという。さらに見た夢を「男性」「言葉」「本」など約15項目に分類した場合では、夢を当てる確率が70%以上に達した。

 神谷氏はAFPに対し、ある種の夢について非常に高い確率で読み取れたことは、今後より正確に夢を解読するために重要な第一歩となると語った。(c)AFP

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