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不思議な力を持つ石をめぐり、マフィアと兄弟が争いを繰り広げる/「メタル・イモータル 」

メタル・イモータル/Metal Immortal


 DVD用アクション作品。それを持つ者の身を守ってくれる不思議な力のある石の所有者であるYon。Peakは、それを売ってくれと申し出るが断られる。Yonは自身の石を息子二人に分け与えるが、そのために命を落としてしまう。そして、兄弟間にも争いが・・・というストーリー。
 ライト・ビヨンド社によるB級作品だが、そこそこ観ることができる。ストーリーは大したことないのだが、脚本が最低限のレベルを保っている。そして、銃アクションはダメなものの、人間対人間の格闘アクションのクオリティーが悪くない。女優までもが、B級作品にしてはいいアクションを見せてくれている。そして、この手のタイのB級作品にはめったにないことだが、ストーリーの結末が見事に着地を決めている。
 英題は「不死の金属」、原題は「神通力のあるレック・ライ(不思議な力のある石)」という意味。

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タイ映画「七人のマッハ!!!!!!!」GyaO!で無料配信中

タイ映画「七人のマッハ!!!!!!!」
GyaO!で無料配信中


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 「七人のマッハ!!!!!!!(Born to Fight)」<2004年>がGyaO!で無料配信中です。

 日本でも人気のある「マッハ!!!!!!!!!! / Mach」<2003年>でアクション指導をしたとして有名な、パンナー・リットクライの監督した肉体派アクション作品。リットクライは、1986年に同じ原題の「Gerd Ma Lui(เกิดมาลุย)」という作品では自ら主演している。
 ストーリーは体操、サッカー、テコンドーなどのスポーツ選手が国境地帯へ慰問に行った時に武装集団に襲われ・・・というストーリー。話的には、体操やサッカーなどの選手がそれぞれの競技の技で相手を倒していくというかなり無理があるもの。それに、武装集団は核兵器まで持っているという設定なので、余計不思議な内容になっている。また、村人がみんなの目の前で処刑されるシーンがかなりあり、この残酷さは子供向けではない。あと、「七人のマッハ!!!!!!!」という邦題はどこからきているのだろうか?慰問に行った選手たちの人数が7人なのか?活躍した人はもっといたけどね。
 とにかく、ストーリー的にはどうしようもない内容だが、車から落ちたりする命がけのアクションだけは(他のアクションは…)すごい。特に、平行して走行中の二台の大型トラックの間に落ちるシーンは見ていてドキッとする。
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マーシャの水着姿が堪能できるアクション/「ペート・シアン・トーン」

ペート・シアン・トーン/Phet Sian Thong


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 アクションもの。飲んだくれ刑事の(ソラポン・チャートリー)は、別れたが今なお愛する女性を組織のボスに取られてしまった。幼い頃、そのボスに父親を殺され仇討ちを狙う青年はボスの娘(マーシャ)を誘拐するが、二人は次第に恋中に・・・というストーリー。
 マーシャがデビューした翌年の作品なので、彼女は当時まだ16か17歳だ。スクリーン上では、もっと年を取っているように見える。そして、相変わらず気の強い女性の役を演じている。名前は、今とは違う本名のピム・ワタナパーニットを使っている。うれしいのは、彼女の水着姿を堪能できることだ。もちろん、ビキニではなくワンピースなのだが、当時はワンピースでも水着姿を見せただけですごかっただろう。なにせ、女性はTシャツを着て泳ぐ国なので。
 古い作品なので、ストーリーはいくら映画とはいえかなり信じられないような展開をするが結構楽しむことができる。この作品の不思議なことは、だれが主演なのかわからないことだ。冒頭ではソラポン・チャートリーだと思われたのだが(マーシャは、メインとしてはでは出て来ない)、後半は彼はほとんど姿を見せずマーシャがメインとなっている。ちなみに、エンド・ロールでマーシャの名前が出てくるのは三番目だが。また、作品のポスターに描かれているマーシャ(ポスターの左下に描かれている水着の女性)だが、彼女には全く似ていない。他の人はそっくりなのだが。
 ストーリーの舞台は、後半は突然プーケットに移る。そして、誘拐された場所の撮影はクラビー県のピピ島(ピピ・レー島)であろう。ただ、画面が合成されているようなので、俳優たちが実際に現地へ行っているかどうかは分からない。「18歳超視聴可」の年齢制限が付いている
 チャローン・パックディーウィチット監督には、「チャオ・インシー(Jao Insee)」<1968年>などの作品がある。本作は、同監督20本目の作品だ。原題は「ダイヤモンド 棘(トゲ) 金」と訳すのか?

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アユタヤー時代?が舞台の格闘技アクション /「スック・ガー マハー・ウェート」

スック・ガー マハー・ウェート/Suek Nga Mahaweth


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 DVD用アクションもの。時代設定はアユタヤー時代であろうか?仲の悪い村と村?の対立を描く。
 C級作品だが、内容は結構悲惨だ。ストーリーがよく分からない上におもしろくない。一人だけすごいアクションを見せる男優がいるが、格闘シーンもお粗末。やたらめったらのどを切るシーンがあるのは、監督の趣味なのであろうか?主演女優もアクションを見せ、体がよく動いている。おそらく代役ではないであろう。
 必要があるとは思えないような画面の後方で演技をしている人がいる場面がいくつかあるのだが、あれも監督の趣味であろうか?女優でセクシーさを見せようとしているところもあるのだが、ほとんど効果はない。ラストのクライマックスである戦闘シーンで、主役の男性がほとんど出て来ないのはなぜだろうか?主役がクライマックスに出て来ないとはどういうことなのだ。本当の主役は女優なのか?クライマックスで一番目立っていたのは、アクションがすごい助演男優である。とにかく、作品として成立していない。

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女性監督によるムアイタイ(タイ式ボクシング)格闘アクション/「ファイティング・フィッシュ」

ファイティング・フィッシュ/Fighting Fish


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 格闘アクション作品。フランス人のマイク(ジャワード・エルベルニ)はムアイタイの試合で相手を殺してしまい、何かを求めてタイへとやってくる。そんな彼を待っていたのは強盗団であったが、格闘家のヨー(チェー・チェー)と出合い彼の家に居候させてもらうことになる。彼には足が不自由な妻カートゥン(カサチャン)がいた。しかし、やがてマイクが裏の世界の格闘試合に手を出したため・・・というストーリー。
 女性監督によるアクション作品。監督のチュラーラック・イサマローンは元女優だそうだ。「アヌ・オーディナリー・ラブ・ストーリー(An Ordinary Love Story)」<2012年>、「レーシング・ラブ(Racing Love)」<2011年>、「アット・ファースト・サイト(@ First Site)」<2010年>、「エーク・イー・エーク・エーク フェーン・ランラー(8E88)」<2010年>を作ったサガ・スタジオ(Saga Studio)の作品なので、期待できないかもと思ったのだが、やはり・・・。
 B級のアクション作品だ。脚本の力がなさ過ぎる。作品の中心にしっかりとしたコンセプトがあればB級でも楽しめるのだが、この作品にはそれがない。フランス人格闘家のマイクとタイ人格闘家ヨーの友情も薄ければ、ヨーとその妻の愛情物語もほとんど描ききれていないに等しい。アクションシーンは悪くないが、いい場面もあればそうでないところもあるといった感じだ。ラストの格闘シーンの結果は見え見えだし、演出はB級以下だった。とにかく、ストーリー構成をもっと確かなものにしないと、作品としてはおもしろくならない。
 作品の最後にちょっとした落ちが付いているのだが、(劇場公開ではどのようになっていたのかわからないが、DVDでは)「Few years ago」との文字が画面に出てくる。これを訳すと「数年前」となる。しかし、同時に「3ปีต่อมา(サーム・ピー・トー・マー)」というタイ文字によるものも出ているのを読み取った。これは「3年前」ではなく、「3年後」という意味だ。画面説明として正しいのは「3年後」。もしこの場面を「3年前」と読み取って観たら、おそらく???となるであろう。こういう間違えは、あまりにも恥ずかしい。
 興行収入はUS$35,216。「15歳超視聴可」の年齢制限が付いている。原題は「凶悪 決闘 未熟」という意味か?

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王女様主演の第二作目、人類を滅亡へと導くウイルスと対決

マイ・ベスト・ボディーガード/My Best Bodyguard


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 アクションもの。ある製薬会社が、人間を殺すウイルスを開発をしていた。しかも、人体実験まで行っていたのだ。一方、政府もそれを阻止するための特殊部隊を使い、被験者ともどもウイルスの消滅を図っていた。それを知ったニュース・リポーターのミーシャ(ウボンラッタナラーチャカンヤーシリワッタナーパンナワディー王女)がたちあがり・・・というストーリー。
 「ホエア・ザ・ミラクル・ハプンズ(Where The Miracle Happens)」<2008年>に続くウボンラット王女主演の第二作目の映画だ。前作も王女の歌が基になっていたが、今作も王女が歌われた「プーチャーイ・コン・ニー(My Best Bodyguard)」という歌の内容を基に作られている。監督は、「ホエア・ザ・ミラクル・ハプン」と同じシリッパコーン・ウォンチャリヤワット。
 今作は、前作とはうって変わって本格的アクション作品となっている。しかも、SFチックな内容まで含んでいる。そして、王女様が手錠をかけられるシーンやたたかれるシーンはあるし、人を銃で撃ったり殺したりしている。王女様が、よくこのような内容のものに出演したものだと思う。でも、役柄で相手は悪人とはいえ、王女様が人を殺してもいいのであろうか?
 ストーリーは、タイ映画では珍しい本格的なものだ。(人間による)アクションも悪くない。武芸指導には、ユエン・ウーピン(Yuen Woo-ping/袁 和平)をハリウッドから招聘したそうだ。彼は、アメリカ映画「キル・ビル(Kill Bill)」<2003年>)、中国、香港、台湾、アメリカ合作の「グリーン・デスティニー(Crouching Tiger, Hidden Dragon)」(2000年)、アメリカ映画「マトリックス(The Matrix)」<1999年>などで武術指導を担当している。
 ただである、タイ映画の常でストーリー展開が雑というか描き方が力不足だ。ミーシャを守るボディーガードであるタット(チャークリット・イェームナーム)が敵グループに囲まれてもなぜか抜け出せるし(どうやって抜け出したかは描かれていない)、タットとミーシャが遮蔽物もないところで敵グループと撃ち合っても敵の弾はまったく当たらなかったりと観客に対して説得力がない。そして、ハリウッド並みのストーリーであるにもかかわらず、製薬会社の人体実験室の何と陳腐なこと。ウイルスを扱っているというのに、ただの会議室だ。実験室内には、防護服を着ている人もいるが私服の人もいたりして。
 王女様はプロではないので、演技としてはこれくらいであろう。周囲は結構男くさい役者で固められており、緊迫感ある演技を見せてくれている。「18歳超視聴可」の年齢制限がかかっている。これは暴力描写ゆえであろう。タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、8.43点(満点は10点。投票数37。2012年9月現在)であった。前作同様、この点数を素直に信じるわけにはいかない。公開規模は分からないが、興行収入はUS$283,976と低いものであった。

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マフィアが暗躍する1950年代の実録アクション/ギャングスター

ギャングスター/Gangster


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 アクション作品。マフィアが暗躍する時代の1957年(仏暦2500年)に起こった実話を基にしている。ヤクザというよりチンピラ同士の友情と中国系ヤクザとの抗争を描く。
 ノンシー・ニミブットが監督した「ダン・バイアリーズ・アンド・ヤング・ギャングスターズ(Dang Bireley's and Young Gangsters)」<1997年>のリメイク版でも続編でもないとのこと。確かに、ストーリーは同じではない。とにかく、セット、美術が素晴らしい。時代の雰囲気をよく出している。路面電車が出てくるが、あれはCGであろうか?そして、エキストラの多さにも驚かされる。町中やパーティー会場などは人で一杯だ。俳優陣もなかなかムードがあっていい。
 残念なのは、ストーリーが細切れみたいになっており全体的にあまり流れがスムーズでないことだ。そのため、ストーリー的にはやや盛り上がりに欠けてしまっている。セクシーさも狙ったのであろうか?女性の裸を見せるシーンが二回あるが、あれは大したことないのでなくてもいい。また、作品の年齢レートの関係であろうか、格闘シーンは多いもののそれほど残酷なシーンはない。それでもレートは「18歳超視聴可」だが。しかも、格闘シーンの結末はほとんど描かれておらず途中で終わっている。そのために作品内容の割に残酷さはないが、どうしても物足りなさは残る。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、8.34点(満点は10点。投票数41。2012年11月現在)であった。興行収入はUS$893,619と合格点の数字だ。しかし、興行成績は悪くないのに、上映が二週間程度で打ち切られてしまったのはなぜなのだろうか?配給は大手のサハモンコーン・フィルムなのだが。
 原題は「ヤクザ」という意味。コーンキアト・コームシリ監督には、「ルット・シー・ルット(Lud See Lud)」<2011年>、「スライス(Slice)」<2009年>などの作品がある。

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エクストリーム・スポーツがオンパレードの青春アクション

エクストリーム・リミット/Xtreme Limit


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 エクストリーム・スポーツを扱った青春アクションもの。二つの若者グループが衝突し、銃を持ち出したために死者が出てしまい、サニー(シーリター・チェーンセーン)のグループは警察に追われる羽目に・・・というストーリー。
 全体としては力不足な作品。やはり脚本力が弱い。「エクストリーム・スポーツ」ということばを初めて知った。過激で危険なスポーツ一般を指すのだそうだ。作品中には、カー・レース、バンジー・ジャンプ、スカイ・ダイビング、ジェット・スキーなどが登場してくる。だが、残念ながら、それらのスポーツの魅力はこの作品には出ていない。どのスポーツも登場の仕方が中途半端で、スカイ・ダイビングやバンジー・ジャンプは実写ではないので興ざめだ。
 また、主人公であるバンク(プリーディ・バーンムーナン)のトラウマとなっている冒頭の海難事故にいたっては、描き方がお粗末で何が起こったのだかわからない。
 主演女優は日本でDVD化されている「呪信 999(999-9999)」<2002年>に主演していたシーリター・チェーンセーンだ。彼女はTVドラマには多数出演しているが、映画には二本しか出演していないらしい(2012年8月現在。)興行収入はUS$220,500。
 ヘーマン・チェータミー監督には、日本でDVD化された「メモリー 君といた場所(The Memory)」<2006年>、「パラサイト・デビル(Body Jumper)」<2002年>や「モー・スリー・ピー・フォー(Mor 3 Pee 4)」<2009年>、「7/24(7/24)」<2007年>、「セックスフォーン(Sexphone)」<2003年>などの作品がある。この監督にはいい作品もあるのだが、出来不出来の差が激しい人だ。

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GyO!で放送されていたタイ版「スパイダーマン」だが・・・

マーキュリーマン/Mercury Man


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 先日、GyO!で放送されていた作品です。当ブログで再登場です。

 特撮アクションもの。タイ版の「スパイダーマン」といったところ。不思議な力があるとされる「太陽の護符」と「月の護符」。国際的なテロリストのウサマ・アリ(アーノン・サーイセンチャン)が「月の護符」を手に入れ、タイの港に入港したアメリカの船などを標的にした無差別テロを計画していた。偶然に「太陽の護符」を体内に取り入れた消防士チャーン(ワサン・カンタウー)は正義の味方マーキュリーマンとなり、「月の護符」を取り戻すためにチベットからやって来た女性プニマ(チンウィパー・ケーオカンヤー)と協力してウサマ・アリらとの戦いに挑む・・・というストーリー。
 完全に「スパイダーマン」のパクリだろう。日本公開時のキャッチフレースは、「「スパイダーマン」「バットマン」に続くニュー・ヒーロー誕生! 太陽より授かりし炎で悪を打ち砕く!!」だった。B級アクション作品で、ストーリーも大したことがない。しかも、最後にアメリカの軍艦に向けて発射されたミサイルを阻止したのはマーキュリーマンではなく、高射砲担当のおじさん海兵だ。そして、飛んでくるミサイルを高射砲一発で仕留めてしまうというのは、あまりにもお粗末。また、カンボジアから連れて来られたあの超能力少年は何だったのだろうか?だが、B級ということを踏まえて観れば、それなりに楽しむことができる。
 特撮も大したことがない。というか、特撮シーンはあまりない。だが、肉体を使ったアクション・シーンは、全部ではないがところどころですごいものを見せてくれている。と思ったら、トニー・ジャーの師匠である、パンナー・リットクライがアクション監督を務めていた。さすがだ。オカマのキック・ボクサーとして有名なパリンヤー・ジャルーンポンが、チャーンの姉役で出演しアクション・シーンも披露している。
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、6.08点(満点は10点。投票数26。2012年9月現在)であった。興行収入はUS$122,471と惨敗。しかし、こんな作品を小規模とはいえ、よく日本で劇場公開したものだ。バンティット・トーンディー監督には、日本でDVD化されている「ビハインド(the Unborn (The Mother))」<2003年>や「ザ・ムーン(The Moon)」<2011年>、「パーイ・イン・ラブ(Pai in Love)」<2009年>の中の「ピー・サーオ・クラップ」、「モン・プレーン・ルークトゥンFM(Mon Pleng Loog Thoong F.M.)」<2002年>などの作品がある。原題は良く分からないが、「鉄の人間」というような意味か?

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タイ版スパイダーマン 、タイ映画「マーキュリーマン」 GyaO!で放送中

マーキュリーマン/Mercury Man


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 現在、タイ版スパイダーマンである「マーキュリーマン」がGyaO!で放送中です。期間は10月8日までの予定です。

◆GyaO!

 特撮アクションもの。タイ版の「スパイダーマン」といったところ。不思議な力があるとされる「太陽の護符」と「月の護符」。国際的なテロリストのウサマ・アリ(アーノン・サーイセンチャン)が「月の護符」を手に入れ、タイの港に入港したアメリカの船などを標的にした無差別テロを計画していた。偶然に「太陽の護符」を体内に取り入れた消防士チャーン(ワサン・カンタウー)は正義の味方マーキュリーマンとなり、「月の護符」を取り戻すためにチベットからやって来た女性プニマ(チンウィパー・ケーオカンヤー)と協力してウサマ・アリらとの戦いに挑む・・・というストーリー。
 完全に「スパイダーマン」のパクリだろう。日本公開時のキャッチフレースは、「「スパイダーマン」「バットマン」に続くニュー・ヒーロー誕生! 太陽より授かりし炎で悪を打ち砕く!!」だった。B級アクション作品で、ストーリーも大したことがない。しかも、最後にアメリカの軍艦に向けて発射されたミサイルを阻止したのはマーキュリーマンではなく、高射砲担当のおじさん海兵だ。そして、飛んでくるミサイルを高射砲一発で仕留めてしまうというのは、あまりにもお粗末。また、カンボジアから連れて来られたあの超能力少年は何だったのだろうか?だが、B級ということを踏まえて観れば、それなりに楽しむことができる。
 特撮も大したことがない。というか、特撮シーンはあまりない。だが、肉体を使ったアクション・シーンは、全部ではないがところどころですごいものを見せてくれている。と思ったら、トニー・ジャーの師匠である、パンナー・リットクライがアクション監督を務めていた。さすがだ。オカマのキック・ボクサーとして有名なパリンヤー・ジャルーンポンが、チャーンの姉役で出演しアクション・シーンも披露している。
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Author:asianet
 初めてタイ映画を見たのは、東京の渋谷で行われたタイ映画祭。そこで「サラシン橋心中」など社会派作品を見てタイ映画もやるもんだと思ったのですが、その次にタイ映画に出会ったのは何年も後のことで国際線の飛行機内でやっていた「マッハ」。これすごいぞと思ったのでずか、そこまででした。そして仕事の関係で「アタックナンバーハーフ」を見なければならなくなり、いつの間にかタイ映画に病みつきに・・・。

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