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フェリー新船「大函丸」完成 青森・大間−函館間

大勢の町民が見守る中、大間港に入った大函丸

 青森県大間町と北海道函館市を結ぶフェリー航路の新船「大函(だいかん)丸」(1912トン)が完成し、同町の大間港フェリー埠頭(ふとう)で5日、記念式典が開かれた。18日に運航を始める。
 大函丸は午前9時45分に接岸。岸壁では大勢の住民が、大漁旗などを振って真新しい船を出迎えた。船内で開かれた式典には関係者80人が出席して安全を祈った。
 大間−函館間は、所要時間がこれまでの1時間40分から10分短縮される。2015年度末の北海道新幹線(新青森−新函館)開業を控え、北海道との交流促進に期待が高まるが、航路存続には利用拡大が課題となる。
 金沢満春町長は「これからの町や下北地域、道南地域の生活航路、観光航路として重要な役割を果たすと期待している。恒久的な存続に向けた仕掛けづくりに努力したい」と話した。
 大函丸は航路存続策として、町が26億円を投じて建造。県補助金5億円と鉄道建設・運輸施設整備支援機構からの借入金5億円も充当した。津軽海峡フェリー(函館市)が船の管理と運航を担う。


2013年04月06日土曜日


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