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CDと配信の売り上げ 世界一に4月9日 18時22分
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世界各国の音楽市場の去年1年間の実績がまとまり、日本は、音楽CDと有料配信などを合わせた売り上げが、およそ43億ドルに上って、世界で1位になったことが分かりました。
欧米やアジアなど、およそ50か国のレコード会社などが加盟しているロンドンに本部がある「国際レコード産業連盟」が発表したものです。
それによりますと、去年1年間の音楽CDやDVD、それに有料配信を合わせた加盟国全体の売り上げは、およそ165億ドルで13年ぶりにプラスに転じました。
このうち日本は、前の年より1億6000万ドル増え、42億8200万ドルでした。
これは、2位のアメリカの41億3000万ドルを上回り、世界1位の額です。
売り上げの内訳を見ますと、日本はCDやDVDなどが82%を超えており、特に去年は、アイドルグループやベテランアーティストの活躍でCDの売り上げが好調だったことが全体の増加につながったとみられています。
一方、配信では、一定の料金で曲を繰り返し聞ける定額制を導入した配信ビジネスが去年から始まっていて、縮小が続く配信市場もてこ入れが図られています。
さらに、集計はドル換算で行われるため、去年の円高も日本の売り上げ額をアップさせた要因になっています。
日本レコード協会は、「日本の音楽がたくさんの人に聞かれているという証しだと思う。今後も、CDなどの人気を維持しながら新しい配信スタイルの拡大が重要になっている」と話しています。
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