宮城沖地震に関するニュース・1227,2013年4月7日
引き続き、2011年3月11日に発生した、東北関東大震災に関するニュース記事を伝達します。
今後も引き続き、随時追加します。
リンク:<福島第1原発>双葉町再編、5月上旬 2区域に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:第1原発、別の貯水槽でも漏えい - 速報:@niftyニュース.
リンク:<福島汚染水漏れ>隣接貯水槽も 最初の水位低下は3月 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<東日本大震災>命救った校舎と別れ 仙台の小学校 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東北国道6号大熊町夫沢地区道路、大震災復旧工事4月10日に完了 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島汚染水漏れ>県が東電に防止策申し入れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第一汚染水、別の施設に…福島県が東電に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:営業続ける理容店「憩いの場に」=ポリタンクで水調達—警戒区域解除1年—福島 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:別の貯水槽でも汚染水漏えいか - 速報:@niftyニュース.
リンク:汚染水漏れ 別の貯水槽でも漏洩 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島第1原発>別の地下貯水槽でも汚染水漏れ - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島第1原発>汚染水漏れ、3日に疑い浮上 対応後手に - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<安倍首相>岩手県の被災地視察 住民から要望次々 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:放射性物質確認の隣接貯水槽、汚染水漏れだった - 速報:@niftyニュース.
リンク:<東日本大震災>小学生が心のケア「卒業式」 宮城・名取 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<ファイト新聞>避難所新聞の高校生「記者」、思い胸に進学 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:被災者の住宅再建、首相「新たな給付措置検討」 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:別の貯水槽でも漏えいか=放射能汚染水、福島第1原発—東電 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:<福島第1原発>漏水、今後も最大47トン…地下貯水槽 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:「僕も将来パイロットに」 航空自衛隊松島基地で2年ぶりの帰還イベント - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発 汚染水漏れ、最大167トン 収束宣言後で最悪 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発 汚染水漏れ 海への流出、懸念 貯蔵計画、見直しは必至 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:福島第1原発 汚染水漏れ 東電、3日に「兆候」気づく - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:現金給付、秋までに検討 首相 住宅再建の被災者対象 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:住宅再建に現金給付検討 消費税増税、被災者の負担軽減 - 速報:Yahoo!ニュース.
リンク:東北整備局、HP開設 津波動画や復旧の歩み掲載 - 速報:Yahoo!ニュース.
以下、参考のために同記事を引用
<福島第1原発>双葉町再編、5月上旬 2区域に
毎日新聞 4月7日(日)22時10分配信
東京電力福島第1原発事故で全域が警戒区域となった福島県双葉町は、年間被ばく線量によって帰還困難(年間50ミリシーベルト超)と避難指示解除準備(同20ミリシーベルト以下)の2区域とする国の再編案受け入れを決めた。再編は5月上旬の見込み。避難区域の再編は対象11市町村のうち9市町村で終了しており、双葉町の再編後は川俣町だけになる。
再編後の双葉町は居住人口の96%を占める地区が帰還困難区域、4%が住む北東部が避難指示解除準備区域となる。国は2月に再編案を提示したが、町民から「町が分断される」との声が上がり、町全域を帰還困難区域にするよう求めていた。
町はその後、賠償を巡り町民間に不公平感が生じないよう、解除時期を「町全域で事故から6年後」と決め、6日までに開かれた住民説明会で理解が得られたという。【神保圭作】
第1原発、別の貯水槽でも漏えい
2013年4月7日(日)22時6分配信 共同通信
福島第1原発構内の地下貯水槽から放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東京電力は7日、隣接する別の地下貯水槽でも汚染水が漏えいしたと発表した。流出は最大でも3リットルと推定される。貯水槽上部から流出した可能性が高く、水の一部を8日以降に別の地下貯水槽へ移し、漏えいが止まるか確認する。また第1原発で停電などトラブルが相次いでいることを受け、広瀬直己社長を本部長とする緊急対策本部を7日設置した。
<福島汚染水漏れ>隣接貯水槽も 最初の水位低下は3月
毎日新聞 4月7日(日)21時33分配信
新たに漏えいを確認した貯水槽
東京電力福島第1原発の地下貯水槽から放射性汚染水が漏れた問題で、東電は7日、隣の貯水槽でも汚染水漏れが確認されたと発表した。七つある貯水槽のうち二つで漏れが判明したことで、東電は汚染水の保管計画を根本から見直す必要に迫られる。一方、最初に漏れが発覚した貯水槽では3月中旬から水位が低下し始めていたが、東電はそれに気づいていなかったことが分かった。
地下貯水槽は地面を掘り下げてその上を3層の防水シートで覆った構造。東電は5日に水漏れを公表後、東隣の地下貯水槽(縦約56メートル、横45メートル、深さ約6メートル、容量約1万1000トン)を調査し、6日夜にシート外側で1立方センチ当たり0.11ベクレルの放射性物質を検出したほか、7日には2、3枚目のシートの間の水から同2200ベクレルの放射性物質を確認した。東電は漏えいと判断。シートが貯水槽上部の測定穴付近で破損した可能性があるとし、水位を約1メートル下げて原因を調べる。この部分から漏えいした場合、漏えい量は推定最大3リットルという。約700メートル離れた海への影響は「確認されていない」としている。
一方、東電は最初に漏れた貯水槽で水位が3月中旬から低下していたことを示すデータを公表。3月20日にはシートの外側で1立方センチ当たり0.28ベクレルの放射性物質を検出したが、東電は「数値が小さく、その時点では(漏れは)分からなかった」と説明している。汚染水の移送完了は当初予定の9日より2日遅れて11日になるという。【岡田英、奥山智己】
<東日本大震災>命救った校舎と別れ 仙台の小学校
毎日新聞 4月7日(日)20時9分配信
震災当日学校に避難して助かり、お別れ会で手を合わせる瀬戸納美子さん。窓ガラスには校舎に感謝するメッセージがいっぱいに記されていた=仙台市宮城野区の同市立中野小学校で2013年4月7日午前11時35分、丸山博撮影
東日本大震災の津波に耐えた仙台市宮城野区の市立中野小学校で7日、校舎のお別れ会があった。避難者の命を救った校舎だが、解体が決まり、多くの人が別れを惜しんだ。
津波は2階建て校舎の2階床上まで到達。児童や住民約600人は屋上に逃げ、夜は泥だらけの2階で身を寄せ合った。周りの住宅は消滅し、今は使われていない校舎だけが更地に残る。
2階で手を合わせた瀬戸納美子(なみこ)さん(60)は「解体後も、あの日を伝える場、手を合わせる場が必要だと思う」。【丸山博】
東北国道6号大熊町夫沢地区道路、大震災復旧工事4月10日に完了
レスポンス 4月7日(日)20時0分配信
国道6号大熊町夫沢地区
国交省磐城国道事務所は、東日本大震災で被災した、国道6号の大熊町町夫沢地内(延長約200m)の災害復旧工事が4月10日に完了の見通しとなり、国道6号本線の通行が可能となることを発表した。
当区域は、東日本大震災により、長原橋(橋梁L6.5m)の損傷、盛土法面崩落、車道路面の陥没等により、通行不能となったが、2011年12月25日に応急復旧工事を完了させ、その後、ランプ(側道)を利用して、車両の通行を確保しながら、復旧工事を進めてきた。
当該区間は、大熊町の帰還困難区域だが、今回の工事完了により、本線通行が可能となり、一時帰宅、復旧・復興関係車両の安全な走行が可能となる。
ただし、引き続き警戒区域、帰還困難区域内の国道6号は許可された人以外は立ち入れない。
なお、復旧にあたっては、プレキャストボックス(工場で製作した函渠)を採用し、現場作業時間を短縮するなどの工夫がされた。
《レスポンス 平泉翔》
<福島汚染水漏れ>県が東電に防止策申し入れ
毎日新聞 4月7日(日)19時37分配信
東京電力福島第1原発の地下貯水槽から放射性汚染水が大量に漏れた問題を受け、東電福島復興本社の高原一嘉(かずよし)・福島広報部長が7日、福島県庁を訪れ、「県民の皆様に大変なご迷惑をおかけして申し訳ありません」と陳謝した。県側は(1)7基すべての地下貯水槽の監視・調査(2)汚染水の処理計画の見直し−−などを申し入れた。【三村泰揮】
福島第一汚染水、別の施設に…福島県が東電に
読売新聞 4月7日(日)18時15分配信
東京電力福島第一原発の地下貯水槽から放射性物質を含む汚染水が漏れた問題で、福島県は7日、県庁に東電の担当者を呼び、〈1〉周辺環境への影響調査と対策〈2〉全ての地下貯水槽の監視〈3〉汚染水を地上設置型のタンクなどで保管〈4〉汚染水処理計画全体の見直し——の4項目を申し入れた。
申し入れは、当初汚染水漏れが確認されたのとは別の貯水槽周辺からも微量の放射性物質が確認されたためで、6日に続き2度目。
東電福島復興本社の高原一嘉・福島広報部長は、広瀬直己社長をトップとする緊急対策本部を設置したことを説明。「原因究明をしっかり行い、申し入れも早急に検討したい」と述べた。
渡辺仁・県原子力安全対策課長は「既に地下貯水層に対する信頼性は失われている。県民の不安解消のためにも、汚染水を別の設備に移し替えてほしい」と訴えた。
営業続ける理容店「憩いの場に」=ポリタンクで水調達—警戒区域解除1年—福島
時事通信 4月7日(日)17時18分配信
東京電力福島第1原発事故を受け、警戒区域となった福島県南相馬市小高区が、指定を解除されてから間もなく1年。区域内では宿泊できず、インフラの復旧も進まない。同市の理容業加藤直さん(63)、幹子さん(61)夫妻は解除直後に店を再開。仮設住宅から通いながら営業を続け、店舗は常連客らの「憩いの場」となっている。
「腕がいいだけじゃなくて、人間性にほれているんだよ。この店がなかったら、みんな路頭に迷っちゃう」「頭をやらなくても、お茶飲みに来てくれるだけでうれしいよね」。
3月上旬、小高区の中心商店街にある「理容カトウ」では、加藤さんが常連の男性客と談笑していた。散髪後はお茶やコーヒーを振る舞い、ゆったりと雑談をして客をもてなす。
小高区の大部分は第1原発から20キロ圏内にあり、事故後は立ち入り禁止の警戒区域となったが、2012年4月16日、大半が「避難指示解除準備区域」に再編された。日帰り帰宅は自由だが、住むことはできない。
加藤さんは12年4月初め、避難先の東京から、小高区に隣接する原町区の仮設住宅に入居。警戒区域解除の日、地震で傷んだ店の片付けをしていると、かつての客から「久しぶりに髪やってくれ」と声を掛けられた。「果たしてお客さんが来てくれるのか…」。不安もあったが、4日後に店を再開した。
水道は復旧しておらず、ポリタンクで毎日100リットルの水を運び、電気ポットで温めて風呂用ポンプを使って洗髪する。営業は午前9時から午後2時ごろまでで、来店は常連客ら1日平均2、3人。加藤さんは「お客さんゼロで、お茶飲みが10人の日もある」と話す。
小高区で再開した事業所や店舗は、ガソリンスタンドや自動車修理工場など数えるほどだ。約1万3000人が避難しており、同区に住んでいた男性は「海側は津波で家が流され、山側は放射線量が高い。将来戻ってくるのはせいぜい3000人程度だ」と語る。
加藤さんは最近、思い切って散髪用電動椅子を買い替えた。費用は3台で300万円。「この状態がいつまで続くのか、どれぐらい小高に帰ってくるかも分からない。でも、自分の商売はこれしかないから」。加藤さんは明るく笑った。
別の貯水槽でも汚染水漏えいか
2013年4月7日(日)12時43分配信 共同通信
福島第1原発構内の地下貯水槽から放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東京電力は7日、隣接する別の地下貯水槽でも汚染水が漏えいした可能性が高いと発表した。「流出したとしても、ごくわずか」としている。東電は5日に漏えいが見つかった地下貯水槽から、汚染水を別の貯水槽に移送する作業を進めている。新たに漏えいが疑われる貯水槽は移送先ではないが、地下貯水槽はいずれも同じ構造のため監視を強化している。
汚染水漏れ 別の貯水槽でも漏洩
産経新聞 4月7日(日)12時43分配信
福島第1原発敷地内にある地下貯水槽から、放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東京電力は7日、別の貯水槽でも汚染水漏れがあったと発表した。貯水槽は敷地内に計7カ所あり、いずれも同様の構造であることから東電は総点検を急いでいる。
東電によると、新たに漏洩した可能性があるのは、5日に汚染水漏れが発覚した2号貯水槽のすぐ東側にある3号貯水槽。3号貯水槽(縦56メートル、横45メートル、深さ6メートル)の容量は約1万1千トンで、ほぼ満杯状態だった。
貯水槽はいずれも掘り下げた地面の上に3層の防水シートをかぶせた構造。6日夜に一番外側の粘土質のシートと地盤の間の水を採水し測定したところ、放射性物質濃度が前回の検査から約2倍の0・11ベクレル(1立方センチメートル当たり)検出された。
2層目と3層目の間にある水も採取し、1800ベクレル(同)を検出。3号貯水槽水位は低下しておらず、漏れた汚染水の量は不明。海から700メートル近く離れており、海洋への流出はないという。
<福島第1原発>別の地下貯水槽でも汚染水漏れ
毎日新聞 4月7日(日)12時28分配信
福島第1原発の貯水槽=福島県大熊町で2013年4月6日午前10時33分、本社ヘリから西本勝撮影
東京電力福島第1原発の地下貯水槽から放射性汚染水が漏れた問題で、東電は7日、緊急記者会見を開き、隣接する別の地下貯水槽からも汚染水が漏れていると発表した。東電は、今のところ水位の低下は確認できず、漏れたとしてもわずかな量だとしている。
地下貯水槽は計7基あり、いずれも同じ構造。東電は、この貯水槽の対策は当面せず、最初に水漏れが起きた貯水槽の汚染水を移す作業を優先して進めるとしているが、移送先も同様の地下貯水槽であり、構造面で信頼性に疑問符がつけば、今後の汚染水管理計画に影響を及ぼしそうだ。
<福島第1原発>汚染水漏れ、3日に疑い浮上 対応後手に
毎日新聞 4月7日(日)11時35分配信
福島第1原発の地下貯水槽から汚染水が大量に漏えいした問題で、東京電力は6日未明から断続的に県庁で緊急の記者会見を開いた。3日の時点で漏えいの疑いが浮上していたが、「断定できなかった」として、関係自治体への通報や公表は5日深夜になってから。対応は後手に回り、東電福島広報部は「みなさまにご心配をおかけし、誠に申し訳ない」と謝罪した。【蓬田正志、神保圭作】
東電によると、定期検査で、3日に貯水槽の外側の水たまりで通常より高い1立方センチ当たり20ベクレルを検出。しかし、「放射性物質が付着した土を含んでいる可能性もある」などとして通報・公表せずに調査を継続した。
4日には貯水槽の水位が3月上旬から0.5%減少しているのも確認したが、「蒸発なども考えられた」(東電)。5日深夜、貯水槽に張られている三重のシートの間にたまった水から同約6000ベクレルと高い数値を検出し、水漏れと判断。通報・公表したという。
会見では、3日時点で漏えいを疑っていなかったかとの質問に、広報担当者は「可能性はあったが断定はできなかった」などと説明。「早くお知らせするべきだったのかもしれない」と話した。
◇県が緊急会議
一方、県は6日、原子力などの担当者を集めた緊急の関係課長会議を開催。参加した職員からは「別の貯水槽に移送する間にどれだけの汚染水が漏れ出す可能性があるのか」など、さらなる汚染を懸念する声が上がった。
<安倍首相>岩手県の被災地視察 住民から要望次々
毎日新聞 4月7日(日)11時20分配信
東日本大震災の津波で被害を受けた岩手県宮古市の田老地区防潮堤で、同市の山本正徳市長(中央右)から説明を受ける安倍晋三首相(中央)=2013年4月6日午前11時10分、代表撮影
安倍晋三首相は6日、岩手県宮古市と山田町の被災地を視察した。漁業関係者や住民らと懇談し、住民は住宅再建の際に消費税を据え置く措置などを要望。安倍首相は、与党税制改正大綱で決まった被災者向けの住宅ローン減税の拡充などの取り組みを説明した。
安倍首相は、宮古市田老地区の田老防潮堤の上で犠牲者に黙とう。山本正徳・宮古市長から防災集団移転促進事業などの説明を受け、「注文があれば根本大臣(根本匠復興相)にどうぞ」と答えた。
田老魚市場では、田老町漁協の小林昭栄組合長が「田老地区の七つの漁港を60年かけて整備したが、全部やられました」と早期復旧を訴えた。生ワカメのしゃぶしゃぶが振る舞われ、安倍首相は「おいしい。うちの方(山口県)では刻んでご飯にかけて食べます」と2皿を平らげた。
山田町では、震災後に進出したアルミ船建造の「ティエフシーやまだ工場」(同町大沢)を視察した後、住民代表5人と懇談した。住民は、店舗の本格移転に際してグループ補助金と同等の支援を求めたり、浦の浜海水浴場の砂浜再生などを訴えた。同町は、JR山田線の早期復旧への支援などを要請した。【鬼山親芳】
放射性物質確認の隣接貯水槽、汚染水漏れだった
2013年4月7日(日)11時7分配信 読売新聞
東京電力は7日、福島第一原発で放射性物質を含む低濃度汚染水の漏出が発覚した地下貯水槽に隣接する別の貯水槽でも、同様の漏出が起きたと発表した。
地下貯水槽の外側から微量の放射性物質が見つかっていたが、同日未明、新たに貯水槽外側の止水シートの水から、1立方センチ・メートルあたり2200ベクレルの放射性物質が確認された。現時点で貯水槽内の水位は下がっていないため、東電は微量の漏出と見ており、当面は汚染水を別の設備に移送するなどの措置は取らず、詳細に調べる。
原発の敷地内には、漏出が確認された2か所と、同じ構造の地下貯水槽が計7か所あり、地下貯水槽の信頼性が大きく揺らぎそうだ。
<東日本大震災>小学生が心のケア「卒業式」 宮城・名取
毎日新聞 4月7日(日)10時44分配信
演劇「星に昇った少年」で震災当時の体験を語る子供たち=宮城県名取市の市文化会館で2013年4月6日午後1時55分、丸山博撮影
東日本大震災で被災した宮城県名取市の児童50人が参加してきた心のケアプログラムの「卒業式」が6日、同市文化会館であった。2年間の取り組みの最後に、子供たちは、少年のおばけと交流するという設定で震災や「生と死」に向き合う演劇を披露。保護者から大きな拍手を受けた。
プログラムは、子供たちの震災の記憶を整理して心的外傷後ストレス障害(PTSD)を防ぐことが目的。同市の心療内科医や民間団体の指導で、被災地歩行会や震災前の街並みを再現したジオラマ作り、命をテーマにした映画撮影などをしてきた。
震災後に腹痛で不眠が続いた小学6年、佐藤里咲さん(11)は同プログラムに参加して腹痛が治まったという。「みんなで協力していつも楽しかった」と取り組みを振り返った。【丸山博】
<ファイト新聞>避難所新聞の高校生「記者」、思い胸に進学
毎日新聞 4月7日(日)10時35分配信
軽音楽部の卒業ライブで歌う藤沢さん。毎年使っていた公民館は流され、震災の時にいた部室が会場になった=宮城県気仙沼市の気仙沼高校で2013年3月28日、安高晋撮影
東日本大震災の避難所だった宮城県気仙沼市の小学校に、子供たちが発行する壁新聞があった。その名は「ファイト新聞」。避難生活を明るくつづり、被災者を元気付けた。母を失いながら、小中学生に交じり唯一の高校生「記者」を務めた藤沢大也(だいや)さん(18)はこの春、名取市の大学に入学した。「気持ちをはき出すことで前を向けた」。あのころの思いを胸に、新しい日々を歩むつもりだ。
3日にあった入学式。この日を一緒に迎えたかった母の優子さんは、父の秀文さん(54)が持つ写真の中でほほ笑んでいた。
震災は高台の気仙沼高校で迎えた。歌とギターを担当する軽音楽部の練習中だった。
◇母最後の連絡
「とりあえず無事」。届いた携帯メールが母との最後だった。津波にのまれながら助かった父から「家は流された。母さんもいない」と聞かされ、言葉を失った。
10日ほどして遺体が見つかった。避難所となった気仙沼小学校の体育館。電気が消えて暗闇に1人になると、悲しみで押し潰されそうになった。そんな時、小学生に声を掛けられた。「回して読んでね」
<電気ふっ活>
<とん汁おいしい>
カラフルな絵や字であふれた手作りの新聞だった。小さな「記者」の相手をしたり記事を読んだりしていると、気持ちが少し軽くなる気がした。「入社」を誘われ、4月1日号から加わった。
風邪対策を保健師にインタビューしたり、避難所で漬物を作った時の失敗談を書いたりした。「感じたことをまとめて形にすると、気持ちを整理できた」。周りからも「元気をもらえたよ」と声を掛けられた。内気だった自分が、たくさんの人と笑顔を交わせるようになった。
新聞は、仮設住宅に移る人が増えた11年7月、50号で発行を終えた。藤沢さんも、アパートで父と2人暮らしを始めた。
◇つながりたい
高校3年だった1年間は気仙沼に来てくれた多くの歌手の歌に励まされた。ファイト新聞と重なった。「今度は音楽で、大勢の人とつながりたい」。音楽のプロになるという夢ができた。震災前、自動車販売会社で土日も働く忙しい父とは話す機会も少なかったが、震災後は軽音楽部のライブに休みを取って何度か来てくれた。「音楽をやりたい。表現力を磨ける大学に行きたい」と相談してみた。「やりたいことをやれ」と励ましてくれた。
震災から丸2年の3月11日。進路をいつも心配してくれていた優子さんに、志望通り大学の芸術系学科に合格したと報告した。音楽のプロは狭き門だ。無謀な夢かもしれない。「母さん、怒ってるかな」とも思ったが、きっと天国で応援してくれるに違いない。
◇開催聞きつけ
3月末の卒業ライブ。高校生に交じり、小さな頭が見えた。ファイト新聞の記者だった女の子だった。どこかで開催を聞きつけて来てくれたのかと思うと、うれしかった。
仙台で1人暮らしをしながらの大学生活が始まった。「思いを言葉にすることの大切さ」を歌でも伝えたい。ファイト新聞の精神が藤沢さんの支えだ。【安高晋】
被災者の住宅再建、首相「新たな給付措置検討」
読売新聞 4月7日(日)9時49分配信
安倍首相は6日、岩手県山田町で記者団に、東日本大震災の被災者の住宅再建のため、「給付措置について検討したい」と述べた。
住宅ローン減税の恩恵を十分受けられない被災者への現金給付を検討するとみられ、復興庁が夏をメドに詳細を決める。
住宅ローン減税は、毎年末のローン残高の最大1%分を所得税などから差し引くことのできる制度で、東日本大震災の被災者向けには最大1・2%まで差し引くことのできる優遇措置を設けている。ただ、ローンを組まない住宅購入者や、所得税の支払額が少ない被災者からは不満が出ていた。
これに先立ち、宮古市を訪れた首相は、高台移転工事が計画される予定地区を視察し、「住宅再建や町づくりが進むよう、我々も全力を尽くしたい」と述べたほか、山田町では、広島県の造船会社が産業復興や雇用創出のために整備した造船工場を訪問し、従業員らを激励した。
別の貯水槽でも漏えいか=放射能汚染水、福島第1原発—東電
時事通信 4月7日(日)8時32分配信
東京電力は7日、放射性物質の漏えいが発覚した汚染水を保管する地下貯水槽とは別の貯水槽でも水漏れした可能性があると発表した。保管場所として貯水槽の信頼性が大きく揺らぐことになり、東電が現在行っている汚染水の移送作業にも影響しそうだ。
<福島第1原発>漏水、今後も最大47トン…地下貯水槽
毎日新聞 4月7日(日)8時12分配信
汚染水が漏れた貯水槽。水を入れる前に3枚の防水シートを張っている(東京電力提供)
東京電力福島第1原発の敷地内で、地下貯水槽から放射性汚染水約120立方メートル(約120トン、推定)が漏れた問題で、東電は6日、問題の貯水槽から別の2基への汚染水の移送を始めたと発表した。3日程度で完了する見通しだが、最大47立方メートル(47トン)程度が漏れる可能性があるという。東電は原因は調査中としているが、作業上のミスのほか、汚染水の塩分濃度が高いことに伴う防水シートの遮水機能低下の可能性が浮上している。
ためられているのは、放射性セシウムが取り除かれた後などに残る濃縮塩水で、ストロンチウムなどは含まれている。東電は漏えい防止のため、問題の貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)内の約1万3000立方メートルの水を全部抜く作業を開始。常設1台に仮設を加えた計5台のポンプを使っている。
東電によると、貯水槽は計7基あり、大きさは異なるが構造は同じ。防水のため、内側にはポリエチレン製のシート(厚さ1.5ミリ)2枚、その下に粘土質のシート(厚さ6.4ミリ)1枚が張られ、シート間には緩衝材の不織布が敷かれている。周りの土壌は水が通りにくいように改良。注水前には水漏れがないことを確認していたという。
水位の低下などから推計した漏えい量は120立方メートル。含まれている放射性物質は約7100億ベクレルで、事故前の年間排出上限(2200億ベクレル)の3倍以上になる。11年12月に野田佳彦前首相が「冷温停止状態」を宣言して以来最多。
内側から2枚目と一番下のシートの間にたまっていた水から1立方センチ当たり約6000ベクレル、一番下のシートのすぐ外側の水からも微量の放射性物質が検出された。
このため、上のポリエチレン製の2枚は作業上のミスなどから破損した可能性が浮上。一方、一番下のシートでは継ぎ目などの隙間(すきま)から漏れたとみられる。粘土質のシートは塩分があると機能が低下することが知られている。【鳥井真平、大場あい】
◇福島第1原発の放射性汚染水◇
津波による海水のほか、雨水や地下水も原子炉建屋やタービン建屋地下へ流れ込み、大量の汚染水が発生している。東電は浄化して冷却水に再利用するシステムを導入、放射性セシウムや塩分を取り除いた一部の汚染水は、タンクなどに仮置きしている。
「僕も将来パイロットに」 航空自衛隊松島基地で2年ぶりの帰還イベント
産経新聞 4月7日(日)7時55分配信
6日、2年ぶりの帰還イベントが行われ、市民や航空ファンら約6千人が参加、サイン会などでパイロットらと交流した(鈴木健児撮影)(写真:産経新聞)
航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)周辺で6日、2年ぶりの帰還イベントが行われ、市民や航空ファンら約6千人が参加、サイン会などでパイロットらと交流した。「春の嵐」による悪天候で飛行訓練の披露は中止に。6機は基地内の滑走路を地上滑走し、雄姿を見せた。
仙台市宮城野区の小学5年、米山卓都君(10)と、一緒に来たいとこの同3年、米山兼生君(8)は「家族みんなファンで帰還を待ち望んでいた。隊員たちと握手し、将来パイロットになると誓った」。パイロットの立山雄一1尉(33)は「熱心なファンの多さに身が引き締まる思い。きょうは皆さんのために飛びたかった」と話した。
福島第1原発 汚染水漏れ、最大167トン 収束宣言後で最悪
産経新聞 4月7日(日)7時55分配信
地下貯水槽の断面図(写真:産経新聞)
福島第1原発敷地内にある地下貯水槽から、放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東京電力は6日、漏れた汚染水の量は推定で最大約120トンと発表した。東電は貯水槽にある約1万3千トンの汚染水を隣接する別の貯水槽に移す緊急の作業に着手したが、移送が完了するまでにさらに47トンが流出するとみており、漏洩(ろうえい)量は最大で計167トンになる。政府が平成23年12月に原発事故の「収束宣言」を出して以来、放射性物質の漏洩量は最大になる見込み。
東電によると、地下貯水槽の水位計の値が、当初の95%から94・3%まで下がったことで漏洩量を推定。120トンが漏れた場合、放射性物資の総量は約7100億ベクレルになるとみており、さらに増える可能性がある。事故前の福島第1原発では、液体の放射性廃棄物の年間排出上限を2200億ベクレルと定めており、3倍以上に相当する。
貯水槽は掘り下げた地面の上に粘土質のシートを敷き、さらにポリエチレンシートを2層重ね、上からコンクリートで固めた構造(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)。粘土質シートの内側で6千ベクレル(1立方センチメートル当たり)の高い放射性物質濃度が検出された。外側のシートと地盤の間にたまった水からも、20〜35ベクレル(同)の放射性物質が検出された。
東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は会見で、「外に漏れた汚染水が土壌中の水で薄まった可能性がある」と説明した。
貯水槽内の水を移送する作業は6日早朝から開始。移送はポンプ5台を使い、完了には3日程度かかる見通しだ。
地下貯水槽は福島第1原発の敷地内に計7カ所ある。他の貯水槽の汚染水漏れについて、尾野氏は「絶対ないと言い切れる状況にはない」としている。
福島第1原発 汚染水漏れ 海への流出、懸念 貯蔵計画、見直しは必至
産経新聞 4月7日(日)7時55分配信
福島第1原発の地下貯水槽から大量の汚染水が漏洩している可能性が出てきた。最も懸念されるのが海への流出だ。「海洋流出の可能性は低い」。東京電力や原子力規制委員会は否定するが、それなら汚染水はどこに消えたのか。同様の構造の地下貯水槽は他にも6カ所あり、総点検が不可欠となる。増え続ける汚染水の貯蔵計画も見直しを迫られるのは必至で、問題は今後も尾を引きそうだ。
「冷温停止宣言以降でこの規模の汚染水漏洩は最大。深刻な事態と受け止めている」
東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は会見でこう述べ、謝罪した。最大で120トンもの汚染水が漏洩し、今後もさらに増える恐れがある。
地下貯水槽は今年2月に使用を開始したばかりの新しい施設だ。これまで汚染水は地上に設置した仮設タンクで保管してきた。しかし、タンクを置くスペースも減っており、地面に穴を掘れば限られた敷地でより多くの汚染水が保管できるとの考えで計画された。
しかし、今回はこの構造があだとなった。地下施設のため、漏洩に気付くのが遅れ、止水もできなかった。漏洩量や流出経路の特定も困難を極めている。そもそも漏洩した汚染水の行方すら分かっていない。
貯水槽は2枚のポリエチレンシートと粘土質のシートの3層で、漏洩を防ぐ構造。粘土質シートの内側は1立方センチメートル当たり6千ベクレルと高いのに対し、地面と接する外側は数十ベクレルだったため、東電は「粘土質シートは一定の遮水効果がある」と分析する。ただ、同シートの外側も漏洩前と比べると値は微増し、漏れた汚染水が地下水で薄められた可能性は否定できない。
仮に大量の汚染水が漏れていた場合、どうなるのか。東電は「貯水槽の下は地盤改良して水を通しにくい。海までは約800メートルあり、流出はないだろう」と話す。しかし、汚染水が地下水脈にまで達すれば最終的に海に流れ出ることになり、楽観はできない。
今回、1万4千トン分の貯水容量を失ったことで、貯水量の余力は約3万7千トンに減った。今後も仮設タンクは増設される予定だが、汚染水の保管計画は見直しが迫られることになる。また、汚染水を地下に保管することは、規制委も了承していた。今回のようなリスクを十分に評価できていたかについても今後、検証が必要だ。(原子力取材班)
福島第1原発 汚染水漏れ 東電、3日に「兆候」気づく
産経新聞 4月7日(日)7時55分配信
■「感度鈍くて」 公表遅れ謝罪
5日深夜に公表された汚染水漏れについて、東京電力は3日の時点ですでに「兆候」に気づいていた。先月18日に停電が起きた際も公表が遅れて批判を浴びたが、今回も公表に時間がかかった。東電は「感度が鈍くて申し訳ない」と謝罪した。
東電は3日、地下貯水槽の外側シートと地盤の間から採取した水から、1立方センチメートル当たり約20ベクレルの微量の放射性物質を検出していた。塩素濃度など他の水質データに異常がなかったため、汚染水漏れと判断しなかったという。
翌日に別の場所から採水したところ放射性物質は検出されなかったが、5日にはさらに別の場所から検出。同日夜の時点で、汚染水の分析データが集まったため、深夜に公表に至った。検出から公表までに丸2日以上かかった。
東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は「外部からの影響の可能性に頭が行っていて、今から思えば、その時点で発表していればよかった。感度が鈍くて申し訳ない」と頭を下げた。
4日には水位も低下したが、東電は「誤差の範囲内」と認識したという。
先月、停電で燃料貯蔵プールなどの冷却システムが停止した際は、地元自治体への通報や公表が3時間遅れ、広瀬直己社長ら経営陣3人が減給処分になったばかり。停電当日に記者会見すら開かれなかった。
ただ、今回の汚染水漏れでは、6日未明から早朝まで会見を開くなど、一定の改善は見られた。
現金給付、秋までに検討 首相 住宅再建の被災者対象
産経新聞 4月7日(日)7時55分配信
安倍晋三首相(自民党総裁)は6日、消費税増税に伴う東日本大震災の被災者対策として、住宅ローン減税の優遇措置に加え、住宅を再建する被災者を対象にした現金給付を今秋までに検討する方針を表明した。視察先の岩手県山田町で記者団に対し「住宅ローン減税は、被災者の方々には特別に上乗せすることを考えている。給付措置は秋までに検討したい」と述べ、対応を急ぐ考えを強調した。
また、復興の加速化に向けて、被災地での用地取得の促進など「第2弾の加速化パッケージ」を進めるよう根本匠復興相に指示したことも明らかにした。
首相はこの日、東日本大震災で甚大な津波被害を受けた岩手県宮古市や山田町の沿岸部の復興・復旧状況を視察した。宮古市では、防潮堤や高台移転工事の予定地区を訪れ、「住宅再建、町づくりが進むよう全力を尽くしたい」と強調した。山田町では、他県から進出して雇用創出に取り組む造船会社に足を運び「地域のために頑張ってもらいたい」と社員を激励した。
一方、夏の参院選岩手選挙区で民主党に離党届を出した平野達男前復興相への支援については「石破茂幹事長と鈴木俊一県連会長でよく相談して決めてほしい」と述べ、2人の協議に委ねる考えを示した。岩手県連は、公募で選んだ慶大ラグビー部前監督の田中真一氏を党本部に公認申請しており、石破氏は平野氏の支援には否定的な考えを示している。
住宅再建に現金給付検討 消費税増税、被災者の負担軽減
河北新報 4月7日(日)6時10分配信
安倍晋三首相は6日、消費税増税に伴う東日本大震災の被災者対策として、住宅ローン減税の優遇措置に加え、住宅を再建する人を対象にした現金給付を秋までに検討する方針を表明した。視察で訪れた岩手県山田町で記者団に明らかにした。
消費税増税をにらんだ駆け込み需要とその反動の影響回避を目的に、住宅ローン減税拡充を盛り込んだ2013年度税制改正関連法が3月末に成立。17年末まで4年延長され、被災者を対象に優遇措置を講じる。
首相は「住宅ローン減税で、被災者には特別に上乗せすることを考えている。給付措置は秋までに検討する」と説明した。
被災地の現状については「住宅再建や復興まちづくりが進んでいない」と強調。復興を加速させるため、被災地での用地取得促進や建設現場で働く労働者の賃金単価引き上げなどの課題解決を急ぐよう、根本匠復興相に指示したことも明らかにした。
首相はこれに先立ち、山田町の公民館で被災者ら約10人と意見交換。現在5%の消費税率が14年4月に8%、15年10月に10%にそれぞれ引き上げられることから、出席者が「住宅再建に関わる消費税増税は据え置いてほしい」と要望。首相は「負担軽減措置として、給付型の対応を考えていく」と約束した。
東北整備局、HP開設 津波動画や復旧の歩み掲載
河北新報 4月7日(日)6時10分配信
東北地方整備局は、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県の被害状況の写真など約1万点をまとめたホームページ「震災伝承館」を開設した。津波の動画や建設業者の復旧作業の記録なども紹介し、多角的に災害の記憶を伝える。
写真は津波で破壊された堤防や、漂流物が散乱する建物の内部、道路脇に積み上がったがれきなど。整備局や被災自治体の職員らが撮影した画像を集めた。閲覧回数の多い順や市町村別に検索できる。
閲覧できる動画は、国土交通省の防災ヘリコプターから空撮した水素爆発前の福島第1原発や、岩手県野田村に津波が押し寄せた時の様子など9本。
建設業関係者の震災後の奮闘ぶりなどを取り上げた書籍も挙げ、一部は読むことができる。
東北地方整備局は「東日本大震災は、画像や映像で克明に被災状況を記録できた国内初めての大災害。悲劇を繰り返さないよう記憶を伝承したい」と話している。
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