NHK講座6回目のテーマは、『未来を伝えるために“戦争アーカイブス”の取り組み』。NHKが所有する数多くの番組や情報を管理するアーカイブスが、未来へ向けた情報発信の在り方を提示し続けている。今回は戦争証言をキーワードに、ライツ・アーカイブスセンター(現知財展開センター)に所属して戦争証言プロジェクトのCP(チーフ・プロデューサー)を務めている宮本聖二さんにご登壇いただいた。 |
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講師:宮本 聖二先生 1981年、アナウンサーとして入局。鹿児島局、鳥取局を経て沖縄局でディレクターに転身。沖縄戦、沖縄現代史、米軍基地関連の番組制作に広く携わる。2008年から戦争証言プロジェクトチーフプロデューサーを務める。そのほかの代表作は「ネクスト~世界のテレビ番組~」(2006~2008)など。 |
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私自身、高校生の時に授業の一環で祖父母に戦争体験について聴く機会があった。その時には、高校生ながらに、今自分たちが生きる世界とは、全くもって異次元の世界であり、異次元の常識がそこにはあるように感じたのを覚えている。そのような感覚を今回の講義を通しても感じていた。戦争証言アーカイブスのようなサービスがあって、私たち自身も初めて身内の人以外から幅の広い証言や体験を知ることができる。これは、証言者にも同様で、このようなサービスがあって、初めて発信しようという心持ちになる。この関係性が過去の歴史とまだ見ぬ未来をつなぎ合わせていると感じる講義だった。(山田裕規) |
産業社会学部 3回生 |
過去の出来事においての話をインターネットという新しい技術に乗せて、発信するという仕組みづくりが非常に興味深いなと感じました。戦争に限らず、様々なトピックから、その時代を生きた人の声を聞いてみたいと思いました。
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映像学部 1回生 |
戦争を知らない若い世代にとって、今回授業で取り上げたようなコンテンツは次世代にとって非常に重要であると感じました。自分は戦争のことをそれなりに知っているつもりでしたが、コンテンツを通じて初めて知った事実も多くありました。 |
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