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ノドン発射の恐れも 24時間態勢で厳重警戒

 政府は10日、北朝鮮が新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」を発射する事態に備え、厳重警戒を続けた。別の中距離ミサイル「ノドン」が発射される恐れも浮上しており、米国、韓国と連携して24時間態勢で情報収集に全力を挙げる。

 小野寺五典防衛相は10日午後、東京都内の防衛省グラウンドで、首都圏防衛のため配備された航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の部隊長から状況報告を受けた。小野寺氏は「事態が緊迫している。いつ、いかなる命令が出てもしっかりとした対応をお願いする」と指示した。

 防衛省地下の中央指揮所では、担当者がミサイル発射を探知する米軍の早期警戒衛星(SEW)から入る情報を確認。発射の動きがあれば、速やかに官邸へ通報する。

 韓国国防省関係者は10日、北朝鮮がムスダン2基のほか、短距離ミサイル「スカッド」や中距離ミサイル「ノドン」数発を日本海側の東部元山北方の東韓湾一帯に配置していると明らかにした。

 防衛省によると、ノドンは射程約1300キロ。日本のほぼ全域を射程に収め、既に実戦配備されている。ムスダンの射程は、さらに長い約2500〜4千キロとみられ、北朝鮮南東部の江原道・旗対嶺周辺から発射される可能性が指摘されている。いずれも発射台付きの車両に搭載が可能で、あらかじめ配備先を特定するのは難しい。

[ 2013年4月10日 16:48 ]

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