福島汚染水漏れ:貯水槽の使用中止へ 茂木経産相
毎日新聞 2013年04月10日 11時02分
茂木敏充経済産業相は10日の衆院経済産業委員会で、東京電力福島第1原発敷地内の地下貯水槽から放射性物質に汚染された水が漏れた問題で「最終的には汚染水をためる場所として使わない」と述べ、計7カ所ある地下貯水槽の使用をできるだけ早くやめる方針を示した。
東電は今月中旬をめどに敷地内にタンクを増設する。茂木氏は「(汚染水は)速やかにタンクに移す」と強調し「その後、貯水槽は使用しないようにする」と述べた。
第1原発では、1〜3号貯水槽で漏えいが確認されているが、東電は1、2号の水を既存のタンクなどに移す方向で検討している。(共同)