鳥取市観光協会の理事会が８月２４日、鳥取ガスショールーム・サルーテで開催された。その主な内容は、法人化移行検討委員会の答申を踏まえ、９月９日には結論を出すというものでありました。一般法人化への移行話が進行していることは認識していたのですが、初めて答申内容を伺った旧町村（国府・福部・佐治・用瀬・気高・青谷）の支部会長にとっては、地元観光協会存続にも関わる重要課題が含まれていたのです。
皆さんにもご理解いただくため、鳥取市へ合併した際の経緯を紹介してみます。それは、旧市と旧町村の生い立ちが異なるということなのであります。
その生い立ちとは、旧市の観光協会は、観光に関わりを持つあらゆる業者の方々が、年１２，０００円の会費を納め組織を形成。一方、旧町村の観光協会は、地域振興に思いを馳せる住民の方々が、年２，０００円の会費を納め組織を形成していたのです。
生い立ちが異なり、会費の平準化等諸問題はあったものの、兎に角新鳥取市となった以上、観光協会も合併すべきとの方向で話がまとまりました。
法人化への移行は、観光協会だけでなく、あらゆる団体や協会全てに義務づけられたものなので、方向性は十分に理解しますが、理事会に於いて名称は「一般社団法人鳥取市観光コンベンション協会」、会費12，000円というお話を伺っても、支部の皆さんは観光で業を営んでいる訳ではなく、おそらく「脱退します」という言葉が返ってくるのではないかと危惧をするわけであります。
それでは、旧町村の観光協会員にどんな方策が残されているかということでありますが、まず旧町村の協会支部は無くなります。従って�。隠押ぃ娃娃葦澆硫馮颪鯒爾瓠⊃桂／佑龍┣餔�となる。�∈�までの会員で、旧町村独自の観光協会を再立ち上げし地域振興を図る �２鮖兇垢襦，裡格�法が考えられようかと思います。これらの結論を出すべく、支部会長には、緊急総会を開く義務が科せられたということなのであります。
新法人となる会員でありますが、「会員とは」という項がありますので紹介をしますと、『会員個人では実現困難な公益的事業を通じたマーケットの拡大および創出を、鳥取市観光協会に会費を納入することで実現させる。その会費の集まりは特定の目的の実現のために活用され、鳥取市観光協会は、会費の納入に対する状況・結果を情報開示する義務がある』と書かれています。
結論として、全てを投げ出すか、地域振興は地元でやり、観光は協会が行という方行を見いだすか、本当に厳しい選択に迫られ頭を悩ます今日であります。（写真は、厳しい理事会の会合に、新観光大使が登場）
