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旅ノート・散歩ノートのつくりかた
【最終回】 2013年3月28日
著者・コラム紹介バックナンバー
奥野宣之

旅ノート・散歩ノートに
「学び」と「楽しさ」をどう加えるか?

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資料から「ルート地図」の素材を探す

 最後の締めくくりとしてお勧めなのが「ルート地図」です。ルート地図とは、一枚の地図に自分の歩いた軌跡と体験したことなどをまとめたもの。旅の前に手に入れたり、プリントアウトしておいた地図や、旅の途中で集めたガイドマップや観光イラストマップ、公園や史跡、動物園などの敷地マップなどに、自分のたどったルートを書き入れてつくります。

国土地理院のサイトからプリントアウトした地図にルートを書き込む。

 これをつくるときに、旅の途中で書いておいた「道中メモ」が手がかりになるわけです。もし、書き込みに使える地図が入手できなかったときは、「国土地理院」のサイトから、2万5000分の1の地形図をプリントアウトしましょう。

 国土地理院の地形図を使うのは、記述が地図記号などでシンプルにコンパクトにまとめられていて、書き込みの邪魔にならないからです。鉄道旅行の場合は、乗車・下車・乗り換え時刻なども書き入れれば、路線図がルート地図になります。

 たとえば僕の場合、国内旅行や出張のときは、必ず昭文社の『全国鉄道旅行』という路線図を持って行って、自分の乗っている鉄道・バスの路線を確認しながら移動することにしています。これをコピーして書き込めば、鉄道移動のルート地図になるだけでなく、旅行中は、乗り間違いなども防げます。

 情報が古くなっているのを見つけたら、大事にしておいても仕方ないので、そのままハサミで切り抜いて貼ってしまいます。また、駅にある観光パンフレットなどに載っている、「アクセス案内」のページも路線図が描かれていることがあるのでチェックしておきましょう。

入手したパンフレットの地図にルートを書き込む。
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奥野宣之

1981年大阪府生まれ。同志社大学文学部でジャーナリズムを専攻後、雑誌や新聞の記者を経て、独自の情報整理術を公開した『情報は1冊のノートにまとめなさい』で著作デビュー。同書はシリーズ累計50万部以上のベストセラーになり、ノート本ブームをつくり出した。趣味は(できればクルマのいない静かな道をのんびりと)歩き回ること。近所の散歩に加えて、関西の史跡や古墳めぐり、出張ついでの日本各地の博物館、人物記念館めぐりを続けている。たまに野鳥観察や山歩き、鉄道旅行、街での写真撮影、食べ歩きなどもする。ノートに人生を記録する「ライフログノート」の提唱者としても注目を集め、NHK「クローズアップ現代」やTBS「はなまるマーケット」など、さまざまなメディアでも紹介されている。

 


旅ノート・散歩ノートのつくりかた

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