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旅ノート・散歩ノートのつくりかた
【第3回】 2013年3月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
奥野宣之

見返して楽しい「旅・散歩ノート」は、
道中、何を記録すべきか?

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下町散歩や歴史散策がブームとなり、日々を記録するライフログも話題を集めるなか、旅や散歩を記録しておきたいというニーズが増えている。累計50万部超、『情報は1冊のノートにまとめなさい』等で有名な日本一の「ノート作家」奥野宣之氏が、歩くのがもっと楽しくなる旅ノート・散歩ノートのつくりかたを伝授する。第3回は、第2段階である「旅の途中」のノートづくり。何をどう記録すれば、あとで楽しく見返せるのか?

日本を外国人観光客のように歩こう

第2回で紹介したように、行きたいところや、自分のあこがれ、熱意をノートに蓄積していったら、次は実際に旅や散歩に出かけましょう。連載第3回では、「歩き出してから」「旅や散歩の途中」のノートづくりについて説明していきます。

 歩く上でぜひ意識しておいてほしいのが、まず「いつもと違う目」で物事を眺めるということです。視点を変えるだけで、見えてくる世界が大きく変わるのです。実は、僕がそんなことを考えるようになったのは、海外旅行がきっかけです。

 新婚旅行で、はじめてあこがれのスペインに行き、ミハスやトレドといった情緒ある街を歩いたとき、こう思いました。「こんなすてきな街で暮らせる人はいいな、寝ても覚めてもこの雰囲気を味わえるなんて、天国じゃないか」

 しかし、逆の立場で考えてみれば、スペイン人の中にも日本を観光して、「大阪や奈良で暮らしたい」「一時間で京都に行けるなんて羨ましい!」と思う人がいてもおかしくないはずです。そう考えれば、日本に暮らしている自分は、実はすごく恵まれた、すばらしい体験をしているのではないか。いや、すぐにでも外国人のような目で、街や景色を見るようにしないと、もったいない!

 いつも見ている地元だって、はじめて日本にやってきた外国人になりきって散歩してみれば、建物を見ても、ベランダの洗濯物を見ても、おもしろくてたまらないでしょう。東京だって、僕のような田舎育ちから見れば、「驚愕すべき人類史上最大の都市!」だし、地方の若者から見れば、「夢にまで見たあこがれの街」なわけです。

 このように、外国人になりきって歩いたり、なりきって観察すれば、スーパーに行って帰ってくるだけでも、刺激的な体験になるでしょう。だから、もしあなたが、なかなか旅行をする時間がないとしても心配ありません。近所の散歩であろうと、何度も行った公園だろうと、どんな「旅」でも考え方次第でおもしろくなるからです。

 「部屋の中でも世界は撮れる」という写真家の名言があります。同じように「観光地でなくても特別な体験はできる」わけです。何がおもしろいか、どこが見どころか、すべて自分で決めて、主観的に楽しめばいいのです。

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奥野宣之

1981年大阪府生まれ。同志社大学文学部でジャーナリズムを専攻後、雑誌や新聞の記者を経て、独自の情報整理術を公開した『情報は1冊のノートにまとめなさい』で著作デビュー。同書はシリーズ累計50万部以上のベストセラーになり、ノート本ブームをつくり出した。趣味は(できればクルマのいない静かな道をのんびりと)歩き回ること。近所の散歩に加えて、関西の史跡や古墳めぐり、出張ついでの日本各地の博物館、人物記念館めぐりを続けている。たまに野鳥観察や山歩き、鉄道旅行、街での写真撮影、食べ歩きなどもする。ノートに人生を記録する「ライフログノート」の提唱者としても注目を集め、NHK「クローズアップ現代」やTBS「はなまるマーケット」など、さまざまなメディアでも紹介されている。

 


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