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昔から旅や散歩をノートに記録する人は少なくない。しかし、「面倒だ」「続かない」と思ってしまうことも事実である。では、労力をかけずに自分のペースで切ったり、貼ったり、書いたりと楽しく思い出を残す方法はないだろうか?累計50万部超、『情報は1冊のノートにまとめなさい』等で有名な日本一の「ノート作家」奥野宣之氏が、発見に満ちた、もっと歩くのが楽しくなる「旅ノート」「散歩ノート」の作り方のコツを伝授する。

ノートをつけると、
旅と散歩はもっと楽しくなる

 「旅ノート」「散歩ノート」って何?と聞かれれば、「家を出て、どこかに行って、何か見たり聞いたり……つまり外でいろいろ体験したことの記録」と、とりあえずは答えておきます。

 外でのいろいろな体験とは、たとえば次のようなことです。観光地で温泉に入ってお酒を飲んだりしたこと、家の近所を歩き回ってみたこと、山や海で自然に触れてみたこと、出張で訪れた街を探索したこと……。

 こういった旅行や散策、アウトドアでのおもしろかったこと、楽しかったことをノートにまとめてみましょう。ポイントは、「外出先で、なにげなく感性に触れるものを探す」ということにあります。目を血走らせて、珍しいものを探す必要はありません。ただ、訪れた場所や「おや」と思ったことだけは、あとで振り返られるようにしておきます。

 そして、そのためには「歩き」がいいのです。クルマやオートバイ、自転車で遠くへ行くのも楽しいものですが、記録するのにはあまり向いていない気がします。途中で出会うものに気をとめるにはスピードが速すぎるし、ハンドルを握ると、なんとなく気が急く感じがするからです。

 対して、時間を気にしない散歩、そして電車、バス、船などを乗り継いでの旅は、景色を眺めたり、思ったことをメモしたり、写真を撮ったりする余裕があります。

足で歩いて、手で記録する

 そんなふうに旅や散歩をして、体験をノートにまとめる。僕がこのことを気に入っているのは、文字を書いたり、何か貼り付けたりしてノートをつくっているときの気分が、歩き回った体験を振り返るのにぴったりだと感じるからです。

 旅と散歩の記録には、昔ながらの紙のノートが一番です。歩くことと、手でつくること。ともに、時間短縮や作業効率といった価値観に背を向けているからでしょうか。

 もうひとつ思うのは、どちらも強い身体感覚のある行為だから、ということです。静かな道を歩いていると、鳥の鳴き声や魚が跳ねる音も聞こえてくるし、地面の感触、風のにおい、暑さ寒さも身をもって感じられます。

 手作業でノートをつくるときも、ペンのすべりや紙の感触、切り貼りする資料の固さや風合いといった感覚を味わいながらつくります。足で散歩し、手で記録する──。外に出ることと同じくらい、このノート作りも感性を刺激し、気持ちを自由にさせてくれます。

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奥野宣之

1981年大阪府生まれ。同志社大学文学部でジャーナリズムを専攻後、雑誌や新聞の記者を経て、独自の情報整理術を公開した『情報は1冊のノートにまとめなさい』で著作デビュー。同書はシリーズ累計50万部以上のベストセラーになり、ノート本ブームをつくり出した。趣味は(できればクルマのいない静かな道をのんびりと)歩き回ること。近所の散歩に加えて、関西の史跡や古墳めぐり、出張ついでの日本各地の博物館、人物記念館めぐりを続けている。たまに野鳥観察や山歩き、鉄道旅行、街での写真撮影、食べ歩きなどもする。ノートに人生を記録する「ライフログノート」の提唱者としても注目を集め、NHK「クローズアップ現代」やTBS「はなまるマーケット」など、さまざまなメディアでも紹介されている。

 


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