WBC世界フライ級タイトルマッチで五十嵐俊幸(帝拳)から王座を奪い、2階級制覇を達成したWBC世界フライ級王者八重樫東(30)=大橋=が9日、横浜市の大橋ジムで会見。昨年、世界ミニマム級統一戦で苦杯を舐めさせられたWBA世界ライトフライ級王者井岡一翔(24)=井岡=との再戦を熱望した。
「井岡? やりたいですね。一度、負けた相手に勝ちに行くというスタンス。やられたらやり返すという感じ」
井岡とは昨年6月、世界ミニマム級統一戦で激突。歴史的名勝負を演じながら、判定負け。知名度はアップしたものの、悔しさは消えていない。その後、井岡は1階級上のライトフライで2階級制覇。一方、八重樫は1階級飛ばしのフライ級で2階級制覇。一度は差をつけられたが、再び、対等な立場になった。
「井岡に八重樫との再戦のメリットはなかったけど、八重樫が再び、世界王者になったことで同じ土俵に戻った」と大橋会長。3階級制覇を目指すエリート井岡の前に生き返った八重樫が立ちふさがるというストーリー性もある。1年以内の実現性は十分。八重樫が復讐(ふくしゅう)の鬼と化す。 (竹下陽二)