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【大リーグ】

青木、驚異の300安打ペース 前日4安打に続く“猛打賞”

2013年4月10日 紙面から

◇ブルワーズ7−4カブス

 メジャー最多の300安打ペースだ!! ブルワーズの青木宣親外野手(31)は8日(日本時間9日)、敵地シカゴでのカブス戦に1番右翼で先発出場。自身初の4安打を放った前日に続き、4打数3安打2四球と“猛打賞”を記録した。開幕から7試合で13安打はナ・リーグ最多で、シーズン162試合では驚がくの300安打ペース。8打席連続出塁で打率も4割1分9厘まで上昇した。5連敗中だったチームもリードオフマンの活躍で快勝。イチローと並び称せられる和製安打製造機がメジャー2年目で本領を発揮し始めた。

 前人未到のウルトラハイペースだ。青木のバットがまた火を吹いた。前日の4安打に続き、3安打の固め打ち。「しっかりボールを見られているし、甘いボールを打てている」。共同電などによると、4試合連続安打&3試合連続マルチ安打に、メジャー2年目のヒットメーカーが胸を張った。

 巧打が光った。1回はカブスの先発右腕ジャクソンの外寄りの直球を中前へ。2回は低めの球をすくい上げて左中間二塁打とした。4回には「三塁手が後ろにいたので、確実に塁に出る方を選んだ」と技ありのバント内野安打。6回は四球、7回は敬遠で歩かされ、これで前日からどとうの8打席連続出塁。どうにも止まらない好調ぶりに「いいイメージで毎日打席に入れている」と笑いも止まらない。

 これで開幕からの7試合で安打数はナ・リーグトップの「13」。シーズンではイチローが持つメジャー最多安打記録「262」を上回る夢の300安打ペースだ。打率は4割1分9厘でリーグ5位。一番打者として最も意識する出塁率も同6位の4割8分6厘まで跳ね上がった。故障者続出のチームは5連敗中だったが、青木に引っ張られて7−4で勝利。頼れるリードオフマンにレネキー監督も「青木の1番は本当にチームにとって大きい」と目を細めた。

 1日の開幕戦では「プロ初」の開幕アーチを記録したが「逆に良くなかった。ポイントが前に出ていた」と打撃にわずかな狂いが生じていたという。だが、短時間で打撃フォームやスイングを修正。「昨日の4安打でつかんだものがある。一つ上にいった感じ」と本人も手応えありだ。

 今季目標に日本で2度達成した200安打を掲げる。150安打だった昨季も開幕から先発フル出場ならば到達できた数字。“開幕ダッシュ”に成功し、早くも目標から通過点、いやノルマとなりつつある。

 

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