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【プロ野球】

G打線沈黙の初黒星

2013年4月10日 紙面から

◇阪神2−0巨人

 ついに土がついた。巨人は最後まで眠ったままだった。打線が5安打10三振と沈黙。最後は阿部が二塁併殺打に終わった。完封負け。開幕からの連勝は7(1分け挟む)で止まり、球団新記録の達成は幻となった。

 「こっちも狙い球を絞りきれなかったところがあったかなと思います」と原監督。完敗だけに試合後の表情は淡々としたもの。「打者にとって厳しい球というか判定がありましたが、良い投球をされましたね」。能見の投球に脱帽した。

 昨季は3勝(2敗)した左腕との対戦。攻略は一筋縄でいかないと試合前から覚悟していた。そんな試合は堅守が大事。しかし、この日は勝負どころでほころびが生まれた。6回2死二塁でマートンの中前打を捕った長野。間髪入れず本塁へ送球したが、握りそこねた影響で返球はそれ、大和の生還を許した。勝負をかけたプレーだったが、1点を争う投手戦では痛恨の失点となった。

 これには原監督も悔しげな表情を隠せず「仕留めきれなかったね」。長野は「申し訳ない」と敗戦の責任を背負い込んだ。

 しかし、チームに悲壮感はない。今季初黒星は格好の仕切り直し。原監督も「明日になればフラットな気持ちで戦っていくということです」と前を向いた。敗戦を糧にするのが巨人。2戦目こそ横綱相撲を宿敵に見せつける。 (川越亮太)

 

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