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最終更新:2013年4月9日(火) 10時2分

北朝鮮の挑発に米韓が「限定的報復計画」と米紙

 アメリカと韓国が北朝鮮の武力挑発に応じ、限定的な報復を行う攻撃計画を策定したとニューヨークタイムズが伝えました。

 8日付のニューヨークタイムズによると、アメリカと韓国が策定した報復攻撃計画は「以前より強力だが、全面戦争を避けるため、北朝鮮の挑発の程度に応じた限定的なものにとどめる」としています。具体的には、2010年にヨンピョン島で起きたような砲撃事件の場合、韓国軍は直ちに北朝鮮に対し、同じ強度の砲撃を行う。中距離ミサイル「ムスダン」が発射されれば、数秒以内に軌道を計算し、韓国、日本やグアムを狙ったと判明した場合撃墜を図る。しかし、以前のミサイル発射のように日本上空を通過しても、公海へ向け発射された場合は何もしないということです。

 韓国は3月、米韓両軍が北朝鮮の挑発を想定した共同作戦計画に署名したと明らかにしていますが、ニューヨークタイムズはアメリカ政府高官の話として、「韓国の過剰反応が真のリスクであり、我々はその問題に取り組んでいる」と伝えています。(09日08:08)

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