▽経常収支 | 6,374 (▲47.0) |
貿易・サービス収支 | ▲7,306 |
貿易収支 | ▲6,770 |
輸 出 | 50,659 (▲3.5) |
輸 入 | 57,428 (11.5) |
サービス収支 | ▲536 |
所得収支 | 14,074 |
経常移転収支 | ▲394 |
▽資本収支 | ▲1,317 |
投資収支 | ▲1,102 |
その他資本収支 | ▲215 |
▽外貨準備増減 | 1,527 |
▽誤差脱漏 | ▲6,584 |
財務省は8日、2月の国際収支速報を発表した。モノやサービス、配当、利子など海外との総合的な取引状況を示す経常収支は6374億円の黒字と4カ月ぶりに黒字に転じた。対ドルで円安が進んだことで、企業が海外投資から受け取る利子や配当などが増えた。燃料や原材料価格の上昇による貿易赤字を補った。
ただ、前年同月と比べると、経常収支の黒字幅は47%減と約半分にとどまる。原子力発電所の稼働停止に伴い、エネルギーなど輸入が膨らむなか、経常黒字が定着するかは不透明な部分もある。
所得収支の黒字は1兆4074億円と前年同月比で13%、前月比でも14%それぞれ拡大した。ドル高・円安が進んだことで、日本企業が海外子会社から得るドル建ての配当や利子を円換算した収入が増えた。前年同月にあった国内の外資系企業から海外本社への500億円強の支払いもなくなった。
一方、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6770億円の赤字だった。8カ月連続で赤字を計上した。
輸入が5兆7428億円と前年同月比で11.5%増加したことが響いた。発電所向けなどの液化天然ガス(LNG)や原油の輸入額がそれぞれ、19%、12%増えた。
輸出は3.5%減の5兆659億円。世界的な需要低迷のあおりを受けて、中国向けが約16%、欧州連合(EU)向けも約10%減少した。
旅行や輸送などの動向を示すサービス収支は536億円の赤字だった。赤字幅は前年同月と比べて赤字幅は450億円強縮小した。日本企業が受け取る特許使用料収入が増えた。
海外投資
日経平均(円) | 13,260.04 | +67.45 | 9日 前引 |
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NYダウ(ドル) | 14,613.48 | +48.23 | 8日 16:33 |
英FTSE100 | 6,276.94 | +27.16 | 8日 16:35 |
ドル/円 | 99.32 - .36 | +0.49円安 | 9日 12:03 |
ユーロ/円 | 129.65 - .70 | +1.23円安 | 9日 12:03 |
長期金利(%) | 0.520 | ±0.000 | 9日 11:02 |
NY原油(ドル) | 93.36 | +0.66 | 8日 終値 |
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