WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は7日、大阪市のボディメーカーコロシアムで行われ、チャンピオンの亀田興毅(26=亀田)が同級8位のパノムルンレック・カイヤンハーダオジム(29=タイ)を判定2-1で破り、6度目の防衛に成功した。序盤から攻め立てた興毅だったが、決め手に欠き僅差判定の辛勝に試合後は「すんません」と平謝りだった。
最終回の終了寸前。渾身の右フックと左アッパーで挑戦者の腰はわずかに沈んだようにも見えたが、最後までダウンを奪うことはできなかった。 採点は2―1。だが興毅の勝ちとした2人のジャッジは2点差と1点差。逆にパノムルンレックにつけたジャッジは3点差。あとひとつ決定打をもらっていたら、勝敗はひっくり返っていた。
この試合がプロ31戦目となる興毅。2003年12月のデビュー以来、唯一の黒星を喫している相手が、今回のパノムルンレックと「タイ人のサウスポー」という共通点のあるポンサクレック・ウォンジョンカムだった。
3年前、敗れてWBCフライ級王座から陥落して以来となるサウスポーとの対戦について興毅は「サウスポー同士やからジャブも当たるし、パンチが全部クリーンヒットになる。激しい打ち合いになると思うよ」と話していた。
昨年12月、同じ会場で行われた暫定王者ウーゴ・ルイスとのV5戦は2―1の判定勝ち。地元・大阪のファンを納得させる勝ち方はできなかっただけに前日は世界戦では初めてのKO予告。「自然と倒せるような流れにせんと」と宣言。中盤は手数で上回ったものの、11Rには連打を食らってヒヤリとさせる場面も。ここは何とかクリンチに逃げたが、決定力に欠け判定勝ちに持ち込むのがやっとだった。「申し訳ないです。まだまだ、大したことないってことですね」と試合後は頭を下げ、リングの四方に向って土下座した。
これで3戦連続の判定勝利。すっきりしない戦いが続く。
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