巨人の「55番」に再び熱い視線が注がれている。政府は、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(77)と、巨人やヤンキースなどで活躍し昨季限りで現役引退した松井秀喜氏(38)に、国民栄誉賞を授与を発表したが、一方、チームでは、松井氏がつけていた背番号55の行方が再注目されている。異論はあるが、長嶋氏と同時受賞で、肩を並べたことになり、球団では「長嶋さんの『3』同様、松井の『55』も永久欠番にすべきだ」という声が上がっているのだ。
だがそうなると、松井氏から「55」を継承した大田泰示外野手(22)はどうなるのか。本紙は大田を直撃。松井氏の国民栄誉賞受賞について感想を聞くと「すごい人だとは重々分かっていますが、すごいとしか言いようがありません」と答えた。
背中の55番もますます重みを増したはずだ。そう聞くと、大田は右手でユニホームに縫い付けられた胸の55番をつまんで見せながら「これは僕の番号ですよ」と毅然として言い切った。そして「僕は僕ですから。これからも自分がやるべきことを精一杯やるだけですよ」と力強く続けた。
この頼もしい反応は、先輩ナインにも「泰示、よく言ったじゃないか」と好感をもって受け止められた。しかし昨季までの4年間で、一軍出場はわずか38試合。原監督から1番候補に指名された今季も、開幕スタメンは勝ち取れなかった。
球団関係者は「5月5日の松井引退セレモニーは、長嶋さんの『3』と『55』を強調したものになる。当然、永久欠番化も検討されることになるだろう。泰示の『55』? それは“今季限り”じゃないか」と話す。
そんな周囲の厳しい声をはねのけ、大田は“ゴジラの後継者”と認めさせるような活躍を見せられるか。今までのような姿で終わるようなら“55番剥奪”が、いよいよ現実味を帯びてくる。
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