バーニングの鈴木鼓太郎（３４）、青木篤志（３５）組が全日本プロレス「２０１３　ジュニア・ハイパー・タッグリーグ戦」を初制覇。この優勝により、秋山準、潮﨑豪の世界タッグ、金丸義信の世界ジュニア王座に続き、バーニングの全選手が全日本マットで勲章を手にすることとなった。

　７日の埼玉・久喜大会の第２試合でカズ・ハヤシ＆近藤修司組を撃破した鈴木、青木組がいち早く優勝決定戦進出を決定。続く第３試合では大和ヒロシ、佐藤光留組が現アジアタッグ王者の金本浩二＆田中稔を破り、Ｖ切符を手にした。

　大和と佐藤は大一番に向けレスリングシューズを脱ぎ捨てはだしで出陣。アントニオ・ロッカ、またはヒクソン・グレイシーの線を狙った模様だが、どう見ても市営プールに紛れ込んだ変態にしか見えない…。

　変態コンビの機動力に押されつつも、鈴木は冷静さを失わず、青木をコントロール。最後はタイガードライバーで大和を粉砕し、バーニングに３つ目の栄冠をもたらした。

　トロフィーを手にした鈴木と青木は「優勝者としてのお願いです」と、本部席の内田雅之社長にアジアタッグ王座への挑戦を直訴。リーグ戦Ｖの栄冠では飽き足らず「バーニングでベルトを巻いていないのは我々だけ」（青木）と貪欲に日本マット界の至宝・アジアタッグ王座を狙い続ける。ついでに渕正信のバーニング勧誘も諦めてはいない。