バーニングの秋山準(43)が、鉄人・小橋建太(46)に幻の必殺技「バーニングハンマー」の解禁を要請した。小橋の引退試合(5月11日、東京・日本武道館)でパートナーを務める秋山は「最悪の思い出」と振り返りながらも、この危険技を胸に刻みこみたい考えだ。約9年ぶりに封印は解かれるのか、注目される。
武藤敬司(50)、佐々木健介(46)とともに小橋組に入った秋山は「俺は小橋さんをフォローする立場。チームの潤滑油というか。小橋さんには出し惜しみしてほしくない。やっぱりバーニングハンマーは見たいよ」と訴えた。
対戦相手のKENTA、マイバッハ谷口、潮﨑豪、金丸義信組には恐怖そのものだ。バーニングハンマーは相手をアルゼンチン式背骨折りの体勢に担ぎ上げ、脳天から突き刺す危険度MAXの荒技。受け身は取れず、レパートリー豊富な小橋の技の中でも最強クラスの破壊力を誇る。
秋山は2004年7月10日のノア・東京ドーム大会で当時GHC王者だった小橋に挑み、バーニングハンマーで沈められた。秋山は今でも「最悪な思い出。あれでぎっくり腰ぐらいだったのが悪くなった」と言い切る。
かねて腰には爆弾があったが、小橋の一撃で腰椎椎間板ヘルニアを発症したという。09年にはついに限界に達し、およそ半年間の欠場を強いられた。原型バージョンのバーニング弾は秋山戦を最後に9年近く封印状態にある。小橋ウオッチャーでもある秋山は、レスラー生活を苦しめる一因となった伝説技を自軍コーナーから見守る構えだ。
小橋引退試合の前には全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル」(18日、後楽園ホールで開幕)出場を控える。チームを組む4人では、小橋が00年度、武藤も02年と04年と07年、健介も05年に祭典を制覇しており、秋山だけが優勝経験がない。秋山は「俺だけってのもね…。せめて記録上だけでも並ばないと」と気合を入れ直した。
バップ (2013-05-11)
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