「崖のふちプロレス」松本都（２７）が、キャバ嬢への転身を表明した。同団体の５・４横浜ラジアントホール大会で一騎打ちする性悪王・鈴木みのる（４４）の法外ギャラ捻出のため、キャバクラで働くという。

　選んだ男が悪すぎた。松本はアイスリボン３・３１後楽園大会で敗れたみのるに５月の再戦を要求。みのるから突きつけられた条件をすべてのみ、リベンジマッチが決まった。しかし条件が過酷だった。「鈴木さんを呼ぶのに予想以上にお金がかかって…」と嘆く松本は、暴利とも言うべきその内訳を明かした。

　新日５月シリーズに参戦する予定のみのるは３日福岡、５日高松で試合があり、ギャラのほかに福岡―羽田、羽田―高松の飛行機代と空港間のタクシー代も請求。これは許せるとして「４日はキャバクラに行く予定だったから、キャバクラのサービス代もよこせ」と意味不明の別途料金まで請求したという。

　松本は一昨年７月のグレート・サスケ戦ではＩＷＡの浅野起州社長が経営する定食屋「花膳」でバイトし乗り切っている。だが今回は「昼のバイトではとても追いつかない。キャバクラで働きます」と元女優のプライドを捨てて重大決心。すでに面接も終え、近日中にも出勤するという。

「鈴木戦のためにアフターもします」。たちの悪いヒモに引っかかってしまったかのような松本に、５月の陽光は差すのか。