7日に行われた新日本プロレスの東京・両国国技館大会で、IWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔(33)が難敵のデイビーボーイ・スミスJr.(26)を破り、7度目の防衛に成功した。初公開となるスワンダイブ式ボマイェで勝機を呼び込んだ中邑は、さらなる進化バージョンの投入を示唆した。
IWGPタッグ王者でもあるスミスには、3月の「NEW JAPAN CUP」1回戦でまさかの敗退。IC王座の威信を保つためにも、雪辱は至上命題だった。
だが、196センチ、120キロの巨漢戦士は簡単には沈まない。開始10分近くにヒザ蹴りの連打で反撃に転じるまでは、鉄柵に腰や胸板を激突させられ、滞空時間の長いボディスラムで叩きつけられるなど防戦一方だった。
それでも、中邑はリバースパワースラムやランドスライド式牛殺しなどの大技で主導権を握りかけた。しかし、スミスも打たれ強い。中邑は至近距離からの首折り弾で1回転させられ、ジャンピングパワーボムも食らった。
そんな窮地を救ったのは、一瞬のひらめきだった。脳天にヒザ蹴りを突き刺して猛攻をしのぐと、中邑はエプロンからトップロープを踏み台にしたボマイェを一閃。これまでコーナーのセカンドロープから飛ぶバージョンはあったが、スワンダイブ式は初めてだ。この一撃で半失神状態に追い込み、正調式ボマイェでトドメを刺した。
汚点を消し去り、防衛記録を前人未到のV7に伸ばした中邑は「次は誰だ!? 誰でもいいぞ。強いヤツを超える俺様はどんどん強くなっていく」とキッパリ。もはや向かうところ敵なしだ。
さらに中邑は「セカンドがあれば、トップロープからというのがあってもいい。バージョン? もっと増えたらいい」と、ボマイェの“七色化”を予告。本家IWGPは王座が移動したが、中邑政権はしばらく揺るぎそうもない。
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