猪木“予告”小川vs藤田はジャングル戦?
2013年04月08日 16時00分
IGF総帥・アントニオ猪木(70)が、藤田和之(42)と小川直也(45)に未知なる海外での再戦を提案した。
今年は師匠・力道山の没後50年と節目の年。数少なくなった直弟子である猪木は「北朝鮮や日本国内と限らず、大きなイベントを考えている。プロレスもいろんな枝葉に分かれてしまったけど、いま一度、力道山の原点に立ち返って“怒りとは何か”を考えてほしい」と現役の全プロレスラーに対して注文を出す。
特に闘魂後継者たる藤田と小川に対しては厳しい。2人の間で再戦の機運は高まっているが、猪木からすると、まだまだ本物の殺気、怒りが感じられない。猪木は18年前に北朝鮮・平壌で開催した「平和の祭典」の初日のメーンを飾った故橋本真也さんとスコット・ノートンの試合を例に挙げて、説明を始める。
「ほとんどの観客が橋本の存在すら知らない中で、橋本はモタモタした試合をやってしまった。あの日、観客が一番熱狂したのは女子プロレスの試合。単なるパフォーマンスではなく、本物の怒りを見せないから女子プロに負けたんだよ。藤田や小川もそう。彼らのことを全く知らない観客の前で戦えば、自分たちの怒りが本物か偽物か分かるだろう。ムッフフ」
現在、IGFでは北朝鮮、中国やパキスタン、キューバ大会、そして10年ぶりにアマゾンの奥地で戦う「ジャングルファイト」の開催を計画中。猪木は藤田と小川にさらなる試練を与える構えだ。
アントニオ猪木
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