売名暴走王・澤田敦士（２９）が師匠の小川直也（４５）に対し、筑波大大学院ではなく「ＩＧＦからの卒業」を提案した。　手段を選ばずＩＧＦでノシ上がってきた澤田だが、やはり小川とＩＧＦ王者・藤田和之の壁は厚かった。藤田と小川が抗争を続けている限り「オレに出番は回ってこない…」と計算する。

　藤田―小川抗争を冷めた目で眺めるのは、鈴木秀樹や将軍岡本、欠場中の鈴川真一らも一緒。その証拠に、３月２０日福岡大会のメーン終了後、大乱闘を繰り広げる藤田と小川を、誰も制止に入らず、遠巻きに眺めているだけだった。

　師匠の小川のコネでＩＧＦデビューを果たした澤田だが、今や目の上のタンコブ。「小川直也には大学院卒業をきっかけに、ＩＧＦからも卒業してほしい。そんなに藤田和之と決着をつけたいのなら、よそのリングで戦えばいい。そんなに求心力があるカードなら、新日本だって全日本だって、ノアだって放っておかないでしょう」と、自身の豊富な人脈を利用し、対戦カードごと他団体へと売り飛ばそうとたくらんでいる。