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【プロ野球】

宮国が歴史つくる 巨人新の開幕8連勝へ先発

2013年4月9日 紙面から

9日の阪神戦での先発を前に調整する巨人・宮国=川崎市のジャイアンツ球場で(川越亮太撮影)

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 Gの若武者が新しい歴史をつくる。9日の阪神戦(甲子園)に先発する巨人の右腕・宮国椋丞投手(20)が8日、球団新となるチームの開幕8連勝に貢献することを誓った。

 「チームがいい流れで来ているので、崩さないようにやりたい。頑張るだけです」。こう語る宮国は移動前に川崎市のジャイアンツ球場で練習。調子は「普通です」と口にするだけだったが、入念にダッシュやキャッチボール。今季初めてとなる伝統の一戦で、虎を封じるための準備を着々と整えた。

 チームは1941年以来、72年ぶりの開幕7連勝(1分け挟む)を達成した。しかし、宮国はまだ白星を手にしていない。

 生涯初の開幕投手を務めた3月29日の広島戦(東京ドーム)では6イニング1/3で8安打3失点。極度の緊張から制球力の良さが影を潜め、「自分らしい投球ができず、悔しい」と唇をかみしめた。

 それから中10日。チーム事情で登板間隔が空いた。これが吉と出た。一時は感じていた体の張りが消え、川口投手総合コーチが「いい投球をしてくれると思う」と太鼓判を押すまで復調した。今回も重圧はかかるだろうが、はね返せる状態になった。

 さらに、舞台は宮国にとって験がいい場所だ。昨年4月8日、プロ初登板・初先発で初勝利を挙げたのが甲子園。その球場で球団新記録をつくれば、最高の今季初勝利となる。「記録は気にせずやりたい。前回の反省というか、ある意味割り切って投げることができれば」と意気込む宮国。平常心で虎に挑みチームの連勝を伸ばしてみせる。 (川越亮太)

 

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