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事件
【主張】汚染水漏れ 「現場の疲弊」を解消せよ
今月5日、今度は、その小動物侵入を防ぐ対策を配電盤に施している間に、作業ミスで3号機燃料貯蔵プールの冷却が止まった。汚染水を浄化するために試運転を始めたばかりの「多核種除去設備(ALPS)」が作業員の誤作動で一時停止する事態も起きた。
こうしたトラブルの背景には、「現場の疲弊」があるとみるべきだろう。東電の負担が限界を超え、作業員らの士気が低下すると、大きな事故にもつながりかねない。
40年かかるとされる廃炉への道のりは、始まったばかりだ。その工程を持続可能なものとするためには、「現場の疲弊」を解消するしかない。
例えば、長期的な電源確保や汚染水処理計画などでは、あらゆる技術を結集する「オール・ジャパン体制」を築くことで、現場の負担は軽減できるのではないか。
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