赤井英和　近大ボクシング部熱烈勧誘「もう離さへんぞ」

　俳優の赤井英和（５３）が８日、東大阪市の母校近大で、昨秋３年ぶりに復部したボクシング部の新入部員を勧誘した。赤井は同部ＯＢで現在総監督。この日再開された授業に合わせて大学本館前にブースを設け、「大学時代の仲間は人生の財産。“家族”を増やしていこう」と訴えた。

　同部の魅力をアピールして練習見学を促す。連絡先を聞き出し、固く握手。「もう離さへんぞ」と握った手を緩めないのも赤井流のご愛嬌（あいきょう）だ。「これまで（スポーツ）推薦で入る学生ばかりで勧誘の大変さを知ることがなかった。でも何人か見学にきてくれるそう」と笑顔を見せた。

　２回生男子３人、女子１人の上級生に、１回生からもすでに男子２人が入部した。下條紘史（１８）は小中高と野球部で鍛えた足腰が自慢。「（腕などが）筋肉痛だが上達につながると思えばつらくない」。２回生は５月１２日の関西学生リーグ戦でデビューの見通しだ。