2013年03月30日

大阪、和歌山、愛知

/都そば新曾根崎店にてかきあげうどん/龍旗信関西空港店@大阪府泉佐野市にて龍旗信ラーメン/清乃@和歌山県有田市にて角長醤油「匠」/井出商店@和歌山県和歌山市にて中華そば/拉ノ刻@愛知県名古屋市中村区にて台湾油そば並/

 ホテルを7時前に出なければならないのに目が覚めたら8時、それでもよく8時に目が覚めたよな。
 目だけ覚めても身体が醒めなければ出掛けることはできないけど、昨晩のアルコール消毒が効き過ぎている。
 何にでも効く(特にプラシーボで)特製鎮痛薬を飲んで、無理矢理ホテルをチェックアウト。

 大阪の朝はこの店と決めている都そば新曾根崎店にてかきあげうどん310円、さすがのオレも大阪に来たらうどん(昨日はお蕎麦を食べましたけど)。
 ぷるんとしたうどんに薄味のだし汁、かき揚げに一工夫さえしないところが実に大阪らしい。
 美味しく頂いてご馳走様でした。

 大阪駅から環状線で新今宮、関西空港線で関西空港まで、じゃなくて、関空/紀州路快速で乗り換え無しで。
 飛行機に乗らないのにわざわざ空港まで何しに行くんだよと言う話し。

 ここまで広くしなくてもいいじゃないかと思うほど広い空港ロビー、フードコーナーは第1ターミナルビルの2Fになります。
 すき家が入っていて24時間営業していた、そうなんだ。

 一番奥のスペースに我らが龍旗信関西空港店@大阪府泉佐野市、聞いたことがないラーメン屋と飲食スペースは兼用です。
 券売機に掲げられたメニューを見ると、塩ラーメン1本のところは変わらないけど、龍旗信ラーメン750円、チャーシューが増量されて味付け玉子が付いた○得ラーメン900円、チャーシューメン900円の三種類。

 日本語から始まって中国語、ハングル、英語の並列表記、そういう意味では店名が「龍旗信KIX」、KIXって空港コードなんでね。
 食券を買って店員さんへ渡すと引き換えにコールチャイムを渡されて、席で鳴るを待つ、のではなく、その場で待つというか、出来上がりのタイミングを自分で計って取りに来るというか。
 男性店員さんが1人で全てをこなしている、とはいうものの、配膳や下げ膳はしないからな。

 空き席に鞄を置き、お冷やを紙コップに注いで戻ってきた辺りで出来上がってきた龍旗信ラーメン750円
 龍旗信の塩ラーメンと言えばムール貝の塩ダレ、棣鄂(テイガク)の細麺、豆苗のトッピングが特徴的ですが、路麺店とは違って客層が全く絞れない立地ゆえ、細かいところを変えているようです。
 というか、丼が白いじゃないか、切り立て型って言うのですが、どっしりした大きめの丼。
 レンゲでスープを味わってみるとここが関西空港であることを忘れさせるほどの美味しさ、フードコーナーだからこの程度の味でよいという時代は終わっていますが、それにしても美味しい。

 そのままではスープを飲み干してしまう勢いなのを押しととどめ、レンゲから箸に持ち替えて麺を手繰ります。
 棣鄂の細麺ってこんなに美味しかったっけ、個人的に最高の中華麺と思っている支那そばやの細麺に匹敵するほどのしなやかで滑らかな麺肌。
 茹で方がいいのかも知れません、スルッと食べると喉先でパッと無くなってしまうような食感、素晴らしい。
 国内や海外のお客さんが関西に着いて初めて食べるラーメンがこんなに美味しいなんて。
 チャーシュー、メンマ、なると、板海苔、白髪ネギ、青ネギ、と一通り揃えたトッピング。

 ああ美味しかった、ご馳走様でした。
 食べ終わった食器はそのままテーブルに置いたままで退店するシステムですが、(食器はテーブルに置いたまま)ごく自然に厨房に近寄り、「ご馳走様でした」と店員さんに挨拶しました。
 店員さんは少し格好を崩して微笑み、「ありがとうございました。また、いらしてください」と。

 飛行機には乗らずに来た道をそのまま駅まで戻り、和歌山を目指します。
 いったん日根野まで乗って和歌山行きに乗り換えて1時間くらい、和歌山から桜に囲まれた紀勢本線を乗って箕島駅まで30分くらい。

 簑島と言えばあの甲子園を春夏連覇した簑島高校がある地、簑島高校を大きく回り込むように橋を渡って20分ほど歩きます。
 途中で「野」交差点、「野」というよりリバーサイドだけどな。

 川から離れるように左側に下っていくと、清乃(せいの)@和歌山県有田市が右手に見えてきます。
 ハイチェアのカウンターは6席、店内中央に10席程度のテーブル、奥の小上がりは12席程度と広い店内です。
 カウンターに座るとおしぼりと箸とお冷やが用意されていて口頭オーダー、隣のお客さんは店内連食されていて、その二杯目は試食だったようです(いつから新商品として提供するかは聞きそびれました)。

 ラーメンは塩、醤油、つけめんといずれも魅力的な名前が付いていてどれを食べるか悩みます。
 店名に「和ダイニング」と冠が付くように、ラーメン以外に白身魚フライ、ハンバーグ、ロースカツ、海老フライなどの定食が揃っていて、海老フライ定食が何度か運ばれていました。

 10分ほど待って角長醤油「匠」780円、「シャーベットが付きますのでお声掛け下さい」とのこと。
 確かに醤油ダレでしょうけどやたら澄み切って透明感のある麺相、味わってみると間違いなく鮮魚出汁、おお、こんな地でこんな美味しいスープに出会えるとは思わなかったぞ。
 食べログの和歌山県1位を信じて良かったな。
 柔らかめに仕上げてある極細麺は棣鄂製、もう少しどちらかが歩み寄らないと的な相性、十分美味しいですけどね。

 低温調理と思われるチャーシューはスープに沈んでいる部分が色が変わるほどで、別皿での提供でも良いような。
 茹でほうれん草が醤油ダレとよく合っていてとても美味しかった。
 白髪ネギに穂先メンマ、まではいいとして、半身の味玉は彩りもいいし美味しいけど、無い方がスープの味を最後まで楽しめませんか。

 何でもかんでも味玉を乗せればいいという風潮、早く落ち着かないかなぁ。
 食べ終わって、店員さんにお願いしてリンゴのシャーベット、前回、いつ食べたっけ的なシャーベット。
 どちらもとても美味しかったです、ご馳走様でした。

 辺りに何も無いのにこの辺りだけラーメン屋が3軒もあって、と食べないけれどもお店をみていたら、その先に桜が咲いていました。
 桜前線と言うくらいだから西から東に向かって咲いてくるんですよね、関東はほぼ満開の時期でも関西はまだ満開なのですね。

 辺りをぶらりとしながら駅に戻ると、強風のため電車が遅れていて、間に合わないと思った便に乗れてラッキー。
 30分ほど戻って和歌山駅、この駅で降りるのは二回目です。
 前回はお目当てのお店が定休日と知っていた上で場所だけを確認に来ました(他のお店に立ち寄りましたが)。
 今回は定休日ではないことを調べた上で訪問、大通りを左に折れてまっすぐ向かうと右手に人だかりが。

 井出商店@和歌山県和歌山市、飲食店のアイドルタイムと言われている14時半なのに外待ち24人とは。
 待ち行列は平均すると90秒/人ですので、24人だと36分待ちが妥当な線ですが、そこは新横浜ラーメン博物館で鍛え上げられたオペレーションを発揮して15分で入店。
 入店する前にオーダーを通してあるので、会計して退店するまで10分という高回転率を誇ります。

 店内に入ると、どうしてこんな風に並べちゃったの的なギュウギュウの座席配置、壁向きのカウンターが奥に5席、手前6席と2席、店内中央のテーブル席は14席程度が座れそうです。

 席に着いて先ずは早すし150円、ラーメンの出来上がりを待つ間で押し寿司を一つ食べるのが和歌山ラーメンの特徴らしいです。
 ゆで玉子も卓上に置かれていますが、サービスではなく1個50円です。
 出来上がりを待ちながら辺りを見回していると、メニューによって丼の模様を変えているみたいです。

 お待たせしましたと中華そば600円、おお、夢にまでみたラーメンが、今、この前に。
 先ずはスープ、レンゲが無いので(お願いすれば出してくれる)丼に口を近づけて飲んでみると特別にスンゴイスープではないけれど、毎日でも食べられる身体に馴染みやすい味わい。
 このスープは調理ミスによって偶然できたと言われていますが、美味しいからそんなことはどうでもいいかな。
 細麺はスープと一体化していてスルスルと食べられます、なんか今日は細麺ばかりだな。

 トッピングはチャーシュー二枚、メンマ、花形なると、青ネギとスープと一体化しているかのような感覚です。
 気が付いたら食べ終わっていて、丼を持ち上げてスープを飲み干していました。
 ご馳走様でした。

 予定ではこの後で京都に立ち寄る予定でしたが、どうにも足の調子が良くない。
 せっかく関西まで来たんだからと言う気持ちもありつつ、もう無理が利かない身体が恨めしい。
 大阪駅で京都線(東海道線)に乗り換えたときに特別快速浜松行きに乗れたので、そのままぐっすり休みました。



 岐阜を過ぎた辺りでぼんやりと目を覚まし、身体の具合を確認しつつ、せっかく名古屋まで来たんだからと宿に近いお店を探します。
 名駅から地下鉄に乗り換えて本陣、地上を5分ほど歩きます。

 拉ノ刻@愛知県名古屋市中村区、前回訪問は5年前でレギュラーメニューと限定メニューを食べたっけ。
 カウンターに座ってメニューを見ると限定メニューがあったので、それで。
 名古屋に来たら台湾ラーメンか好来系が食べたいのですが、好来系の店で台湾ラーメンが食べられてラッキー。
 テーブル席に家族客が来ていて楽しそうにラーメンを食べていました。

 卓上には多くの調味料が用意されていますが、特筆すべきは朝鮮人参酢。
 今日はたっぷり使えるので楽しみです。

 好来系のメニューは短冊で紹介されていて、松がチャーシュー、寿が麺量、竹がメンマ増しとなります。
 前回訪問時は無かったような。

 なんだかよく知らないけど時間が掛かって台湾油そば並850円が出来上がってきました。
 油そばはスープは無いけどタレは入っていたはずですが、タレが見当たらず、だからといって油そばではないとは言い切れません。
 丼の底には麺の茹で汁(つまりお湯)しか確認できませんでしたが、それはそれで卓上に調味料が並べてあるので問題はありません。
 一般的な辛味噌を大さじ三杯、辣油を一回し、そして好来系のラーメンには必須の朝鮮人参酢をたっぷり、よくかき混ぜて頂きます。

 太麺の味わいがダイレクトなワケですがこれは旨いわ、調味料と挽き肉が麺に良く絡んで二口、三口と続けて食べてしまいます。
 辛み付けされた挽き肉、メンマ、チャーシュー、刻みネギ、刻みのり、半身のゆで玉子、と麺が見えないほどのトッピング。
 台湾ラーメンと言うことでニラが入っていますが、生を刻んだだけで調味料とも麺とも絡まないけれども絡まないからこその美味しさがあって、楽しめます。
 いゃあ、旨かった。ご馳走様でした。

 さて、ホテルで横になって明日に備えよう。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
これだけ暴飲暴食してれば持病の痛風がでて当たり前だろw
Posted by 2ちゃんねらー at 2013年04月07日 10:58
人の車乗せてもらうのに臭過ぎんだよ。お前。
だから2日目車のせなかったの。
体臭と口臭がハンパなく臭い、臭過ぎ。
Posted by かんみ&うさこ at 2013年04月07日 11:46
2ちゃんねらーさん

 コメントありがとうございます。
 私の持病って痛風なんですか、もし、痛風なら末期症状でしょうから歩くことすらできないと思いますけど。
Posted by ふらわ at 2013年04月07日 17:30
かんみ&うさこさん

 コメントありがとうございます。
 二日目?一日目も乗せて頂いていませんので、どなたか違う方と勘違いされていませんか。
Posted by ふらわ at 2013年04月07日 17:32
>二日目?一日目も乗せて頂いていませんので、どなたか違う方と勘違いされていませんか。

なるほど、非常に興味深い発言ですね。

>さて、タクシーをどうやって捕まえるかとうろうろしていた、親切な人にホテルまで送ってもらって。

これはどのような関係の方ですか?
是非ともお教え願いたい。
Posted by ふらわまにあマニア管理人 at 2013年04月08日 22:35
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