なんと、30そこそこのW君は

日系不動産会社を立ち上げ、ニューヨークで頑張っている

その社長本人をFCIに呼び出し、

直接、クレームを入れたというのだ。

 

ここで一つ、報告しておくことがある。

 

僕はこのブログにおいて、

自分の反省点も踏まえ、自分の取材したすべての内容を

公表する覚悟だ。

 

ただ、一方的な発言は何の説得力もないことは理解している。

 

現在、僕はこのブログ上にPDFファイルをアップできる準備を進めている。

 

僕に何が起きたのか?

それをしっかりと説明するためにも、

僕は様々な資料をこのブログ上でアップしてゆく。

 

このW君が不動産会社を呼び出しプレッシャーをかけたことなど、
その度に、僕はその担当者から報告のメールを受け、
そのメールは僕の個人メールとして残っている。

準備が出来次第、
そのメールや資料を順次、公開する。
公開する理由はもう一つあるのだが、それは後日、記載する。 

 
さて、話がよれたが、

とにかく、僕の家族はこのままでは、

本当に宿無しになる寸前まで追い詰められた。

 

不動産会社の担当者は

完全にあせっている。

 

僕は

「何とか知恵を絞りだしてほしい」

と訴えた。

多分、僕が一番あせっていた。

 

不動産会社の担当者は

懸命に考えてくれ、こんな提案をしてくれた。

 

「家賃を先に収める方法はいかがですか?」

 

 

 

大事なところなので、解説する。

 

 

 

僕たちアナウンサーの赴任期間は基本的に3年間。

佐野アナも、野島アナも福原アナも。

基本3年。

大体その周期。

 

僕の家の家賃をひと月に5000ドルと仮定しよう。

 

不動産会社が見つけてくれた家は

もともと、ペットが飼えない家だった。

それを不動産会社が説得してくれ、

やっとの思いで借りられる可能性のある家だった。

 

間違いないことは、

家賃はもう下がらないことだった。

 

僕は先に、毎月500ドル分、合計すると3年間分で日本円で

200万円ほどを先に払い込む。

大家さんには「家賃4500ドル」と契約書に書いてもらう。
 

こうすることによって、何が起きるのか?

 

 

 

フジテレビに提出する、家の契約書には

 

「毎月500ドルの値下げ交渉、成功。

 毎月の家賃は4500ドルに下がりました」

 

と書けるようになり、
不動産業者はW君にこれ以上責められることもなくなる。


僕にとってもあと2日と迫った家の交渉も成立させることが出来、

僕や僕の家族は少なくとも屋根のある場所で生活を始められる。

 

僕は不動産の担当者の努力と知恵に感謝し、

その提案に賛成した。

 

って言うか、それしかないし。

当時2歳の長女を、渡米直後から野宿させる親なんてまずいだろ。

犬。いるし。ホテル、泊まれないし。
言うまでもなく、友達、いないし。

 

その200万円は

フジテレビから渡されていた仮払金からいったんは支払う。 

仮払金とは、ニューヨークで住む様々な準備のために、

預かったお金で、使った分を後ほど本社に報告。

 

これにより、僕の持ち出しが少なくて済むので、

とても助かるのだ。

 

でもあれ?

 

そう言えば、領収書、なんて書こう

 

ここで迷った。

どうしよう…。