昨年10月に夫人の沙也乃さん(27)が実家のある沖縄で長男・豪祐(ごうすけ)くんを出産。離れ離れの日々が続いたが昨年末から一緒に生活。これまで試合直前はジム近くのホテルで“単身生活”するのが恒例だったが、今回は自宅からジムに通った。「練習の後、子供の顔を見ていると頑張れる。結婚して、子供ができて自分が強くなれた」。勝利後、リング上で豪祐くんを抱き上げて喜びを分かち合った。
3戦連続で元世界王者を撃破。強打を武器に圧倒的な強さを誇る山中が次に狙うのは、王座統一だ。WBAに加え、日本ボクシングコミッション(JBC)が4月から、WBO、IBFも正式に承認したことで、「違う団体のベルトに興味がある。王者と戦って統一したい。WBAにはこだわっていない」。WBA同級王者の亀田興毅(26)=亀田=の名前は出さなかったが、3団体すべてがターゲット。「神の左」を武器に、最強を証明する戦いに挑み続ける。(伊藤隆)
(紙面から)