数字選択式宝くじ「ロト6」の抽せん番号情報を提供すると持ち掛けられ、3千万円余りをだまし取られた―と伊那市内の60代女性が7日、伊那署に届け出た。同署が詐欺の疑いで調べている。
同署によると、女性は1月下旬、ロト6の抽せん番号情報を提供するという会社の社員を名乗る男から自宅に電話を受けた。「当せん番号を教えるには当せん金額の数十%の預かり金が必要」と言われ、3月下旬にかけ、指定された銀行口座に1万円を振り込んだ他、電話してきた男の同僚を名乗る複数の男に伊那市内の駐車場で7回、現金計3千万円を手渡した。その後、相手と連絡が取れなくなったという。
ロト6は「1」〜「43」の43個の数字の中から異なる6個の数字を選んで購入する。