第8話「最近エレキボールばかりだけど久々にボルテッカーも見たい 4」
~前回のあらすじ~
ダブルドラゴンまでもがやられた。
「大変です~!ダブルドラゴンさんまでもが!」とラッキースターが突然、部室に駆け込んできた。
すると幻の銀侍は何も言わず部室を出ていった。
果たしてこれからどうなる!?
コスモとラッキースターはダブルドラゴンの事を知らせる為にマーキュリーの病室へ向かった。「聞いたよ、ダブルドラゴンもやられたんだってな」とマーキュリー。
「すまないな…再び止められなくて」とコスモ。
「良いんだ、自体は良くないけど、お前が悪い訳じゃないのに俺も言いすぎた」とマーキュリー。
「マーキュリーさん!プラネットさんが目を覚ましましたよ!」とナースが言うと
2人はプラネットの病室にダッシュした。
※当たり前だがマーキュリーは松葉杖だからダッシュできません。気持ちね。
「大丈夫か!?」とマーキュリーが言うと
「すまんな、心配かけて」とプラネット。
「こんな時に何だが、男から何か聞いていないか」とコスモ。
「おい!お前!」とマーキュリーが怒鳴る。
「良いんだよ、まぁ言い辛いんだが…」とプラネット。
「何だ?」とコスモ。
「実はな、アイツが探していたのは…幻の銀侍だったんだ」とプラネット。
「何!?何であんな奴が幻の銀侍の事を?」とマーキュリー。
「そこまでは知らねーよ」とプラネット。
「実はもう1つ言いにくい事が…」とマーキュリー。
「何だよ!?言えよ」とプラネット。
「ダブルドラゴンも男にやられた。ちなみに病室は306号室だ、今ラッキースターが見舞いに行ってる」とマーキュリー。
「何だと!?あの男殺す!イタタ…」とプラネット。
「ケガ人のお約束か!?今は大人しくしてろ、お前は絶対安静だろうが」とマーキュリー。
「ちくしょう…」とプラネット。
「おい、コスモそう言えば当の本人(幻の銀侍)はどうした?」とマーキュリー。
その頃幻の銀侍は謎の男の所にいた。
「おい、やっぱテメーか俺の過去知ってんのはテメーだけだからな」と幻の銀侍。
「やっと来たか!待ちわびたぞ!」と謎の男。「またお前を見るとはな輝宙。」と幻の銀侍。
「そっちこそ、その捨てた名前を知ってんのはテメーだけだぜ」とピカチュウ。
「それよりお前、生意気に高校に行ってたとはな、しかも過去を封印しヘタレツッコミキャラになってたなんてな」とピカチュウ。
「うるせーよ、中学卒業して高校にも行かず働いてもないテメーよりマシだよ、親に迷惑かけすぎじゃねーのか」と幻の銀侍。
「何だよ!お前マザコンかよ!親なんてどうでもいいわ!」とピカチュウ。
「確かにな親はうぜーなだがよ、ここまで育ててくれた人にまだ迷惑かけんのか、テメーが羨ましいよ迷惑かけられる親が居てよ」と幻の銀侍。
「親の話は止めようや、男のタイマンによ」とピカチュウ。
「あっ?タイマンだ?テメーにそんな事をやる資格はねーよ」て幻の銀侍。
「何だと?ヘタレになったお前言われたくないね」とピカチュウ。
「うるせーよグダグダ、俺の仲間に手をだすようなチンカスが」と幻の銀侍。
「どうやら作戦は成功したようだな、仲間をやればお前が本気になると思ってたからな」とピカチュウ。
その後にらみ合ったまま動かない2人。しかし、しびれをきらしたピカチュウが言う。
「おい話はもういいから早くタイマンしようぜ、俺の刀貸してやるからよ」とピカチュウ。
「要らねーよ、そんなもん、テメーみたいなチンカスにはプラスチックのつっかい棒で十分だ」と幻の銀侍。
「おい俺もなめられたもんだな、後悔しても知らねーぜ」とピカチュウ。
「誰がするか、悪いが俺はタイマンをする気はねーよ、テメーを倒すだけだからな」と幻の銀侍。
「なら始めるか!!」ピカチュウがそう言うと2人ともくわえていた電子タバコを吐き捨て、幻の銀侍はプラスチックのつっかい棒を、ピカチュウは鞘におさめた刀を持って闘い始めた。
その頃病院から出てきたコスモとラッキースターは幻の銀侍を探していた。
「まったくアイツはどこに言ったんだろうか」とコスモ。
「全く分からないですね」とラッキースター。
その時、松葉杖をついたダブルドラゴンがやって来た。
「大丈夫なのか!?」とコスモ。
「そんな事よりアイツはともかく、男の居る所なら多分あそこだよ」とダブルドラゴン。
「任せろ!」そう言うとコスモは車を呼んだ。
車に乗り、ダブルドラゴンが言った場所に行くと
ダブルドラゴンは「誰の車だよ」とツッコミたかったがこらえた。
そこには倒れたピカチュウがいた。しかし幻の銀侍はいなかった。
「これは…まさかアイツが倒したのか?」とラッキースター。
「コイツはあの男に間違いないよ」とダブルドラゴン。
「コイツの名前は輝宙と書いてピカチュウだ。幻の銀侍の中学の同級生だ」とコスモ。
「てめえ調べたのかよ」とダブルドラゴン。
「そうだ、これが俺の仕事だと言われたのでな」とコスモ。
その後1週間は部室にも学校にも幻の銀侍は来なかった。
「最近誰もいないからボケてもつまらな〜い」と絶叫するコスモ。
「うるせーよ!」とツッコんだのは幻の銀侍。
「おー幻の銀侍久しぶりだな」とコスモ。
「帰ってきました幻の銀侍です!」と笑顔で言う幻の銀侍であった。
第8話完。
またお会いしましょう
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