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第7話「最近エレキボールばかりだけど久々にボルテッカーも見たい 3」
~前回のあらすじ~
カメレオン部員がすでに3人もやられた。
果たして犯人の目的は!?

重い空気が漂う部室に幻の銀侍がやって来ると
そこにはコスモとダブルドラゴンしかおらず、プラネットの姿は無かった。
「プラネットさんどうしたんですか?」と尋ねる幻の銀侍。
「さぁなアイツ学校にも来ていない」とコスモ。
「そうとうイライラしてたからね」とダブルドラゴン。
「変な気をおこさなければいいのだが」とコスモ。

そんな心配が的中したのかプラネットは謎の男に喧嘩を売るべく聞き込みを続けていた。すると…
「おいてめえか?俺を嗅ぎ回ってる奴は?」と口に電子タバコを加えた謎の男がやって来た。
「当たり前だ!コノヤロー!俺の部員を次々と襲いやがって!」とプラネットが怒鳴る。
「なんだてめえ?復讐でもしにきたか?」と謎の男。
「そうだ!」とプラネット。
「マジかよ〜!俺は喧嘩売るのはすきだが買うのキライなんだよ」と謎の男。
「おいお前余裕で要られるのは今の内だぜ」と挑発するプラネット。
「おー怖い怖い、でもなぁ悪いけど買うのはキライだから今までの奴みたいに軽くは出来ないぜ」と謎の男。
「上等だ〜!」とプラネットが怒鳴る。

木刀を持って斬りかかるプラネット。
しかしかわされ続ける。
「おいおいどうした〜まだ俺は余裕だぜ」と謎の男。
「ちくしょう…ふざけんな〜!」と両手に木刀を持ち二刀流で闘うプラネット。

闘いから30分。
攻撃をかわして、受け流されたプラネットは体力の限界が近づく。
「もう息切れかよ〜感謝しろよ、こんなに勝ちを待ったのは初めてだからよ」と余裕の謎の男。
「ハァハァ…うるせーよ」とプラネット。
「もうすぐドラマの再放送があるから帰ります」そう言うと謎の男は2秒でプラネットを倒した。

「あっドラマ今日は野球で無かったわ」と電子タバコを加えながらつぶやく謎の男。

そして次の日、また次の日とプラネットは部室…学校にすら来なかった。
心配した幻の銀侍たちはプラネットの家を訪ねた。
プラネットは親と離れて兄と弟の3人で暮らしている。
幻の銀侍たちがプラネットの事を兄の銀河(ギンガ)に聞くと
「プラネットは病院に入院している…」と言った。
「やっぱりアイツ、男と戦ったんじゃないだろうな」とコスモ。

急いで幻の銀侍たちは病院へ向かった。
偶然マーキュリーと同じ病院であったが、マーキュリーからプラネットの事を聞くと
「アイツ意識が戻らないんだ」と言った。
「だから言ったんだ、やめておけと」とコスモ。
「だったら!もっと強く止めなかったんだよ!」とマーキュリーがコスモに言う。
「…」とコスモは何も言わない。
「何とか言えよ!俺みたいに笑い事じゃねーんだよ!」とマーキュリーが怒鳴る。
「やめてくださいよ!マーキュリーさんの時も言いましたけど、仲間で争っても意味ないですよ!」と幻の銀侍が止める。
「悪い。だけどお前ら帰ってくれないか…」とマーキュリーに言われ部室に帰ってきた幻の銀侍たち。

「許せないわ!その男ぶっ殺してやる!」とダブルドラゴン。
「やめてください!ダブルドラゴンさんまでやられたら…」と幻の銀侍。
「だったらアンタは黙って見てるの?」とダブルドラゴン。
「ですけど、俺は喧嘩はもう…」と幻の銀侍。
「何なのよ!ハッキリしなさいよ!」とダブルドラゴン。
「すいません…」と謝る幻の銀侍。
「何なの!?アンタそんな風防なのにヘタレだね!」そう言うとダブルドラゴンは部室から出ていった。

「アイツまだやる気にならないのか、なら次は女か…」と再び学校前で笑う謎の男。

ダブルドラゴンが帰った後、無言の時間がしばらく流れた後、2人は帰った。

その頃ダブルドラゴンは謎の男に出会っていた。
「おいてめえ、俺を殺すとか言ってたな、ならやるか?」と電子タバコをくわえた謎の男。
「お前盗聴してたのかよ、変態か?」とダブルドラゴン。
「さぁな、どっちでも良いよ」と謎の男。
「なら変態で」とダブルドラゴン。
「でもな、その行動のお陰で分かった事が1つある」と謎の男。
「何よ?」とダブルドラゴンが尋ねる。
「アイツを本気にさせる生け贄は男を何人つんでも無理って事をな!」そう言うと謎の男はダブルドラゴンに鞘をつけたままの刀で殴りかかった。
かわしきれなかったダブルドラゴンは左手を負傷した。
「ほー俺の一太刀をかわすとは、今までのカスよりはやるじゃねーか」と謎の男。
「あんなチンカスと一緒にしないで、後ねタイマンするならタバコは捨てな!」とダブルドラゴン。
「悪い悪い!イキッテるみたいに見えたか!?」そう言うと男は電子タバコを捨てた。
「いちいちムカつく奴だな」とダブルドラゴン。
「ヤバイ!今日こそドラマの再放送がある!しかもリアルタイムの時見逃した話なのに!」そう言うと謎の男は再びダブルドラゴンに鞘をつけたままの刀で殴りかかった。
数秒後に「うわ~!」と夕空にダブルドラゴンの悲鳴が響いた。

次の日、ダブルドラゴンは部室には来なかった…。

続きは次回!

第7話完。


またお会いしましょう


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