SARSに打ち勝った驚くべき「秘訣」
【新唐人2013年4月8日付ニュース】大量の死者を出した新型肺炎SARS発生から10周年を迎える今年、中国各地で鳥インフルエンザが猛威をふるっています。中国の政府系メディアの報道によると、4月7日現在、H7N9型鳥インフルエンザの感染者は21人。うち6人が死亡しています。今回のH7N9型の鳥インフルエンザの発生の過程を振り返ってみると、思わず10年前のSARSの蔓延と当局の情報隠ぺいを連想します。近日、10年前SARSの時の一枚の写真がネット上に公開され、広く注目されています。
近日、広州市の日刊紙「新快報」が10年前のSARS蔓延期間中の驚くべき写真をウェブサイトに掲載しました。写真の説明によると、防護服を着た広州市の警察複数人が病院から出てきたSARS感染の疑いのある男性を力づくで取り押さえています。写真は掲載と共に、瞬く間にネット上の各論壇に広く転載され、注目を浴びています。
北京のある医療学校の学生によると、数年前、学校の先生が授業中に“SARSの時、多くの患者が生きたまま火葬された”と話していたそうです。
北京の衛生学校学生
「当時北京のSARSは深刻な状況で、もう希望がないがまだ息のある人で、つまり生かしておくと、ウィルスを発散する人をそのまま火葬場に送り、火葬しました。まだ息があるのに、そのまま始末したのです」
北京市民の龐(ほう)さんは、北京のある病院の看護師から聞いた話を聞かせてくれました。それによると、当時SARSに感染したある共産党員が、自分は古い党員だから火葬しないでと叫んでいたものの、そのまま炉に入れられたそうです。
北京市民 龐さん
「病院の疫病の処理方法とは?全部燃やすそうです。ある爺さんを燃やすとき、彼は古い共産党員でしたが、布団で包んで炉に投げ入れられました。共産党の邪悪さと言ったら、生きたまま焼き殺したのです」
龐(ほう)さんは、SARSが最終的になくなったのは、このように全部焼き殺したからだと述べます。
北京市民 龐さん
「疫病にどのように対抗したのかというと、人を生きたまま焼き殺したのです。それで最後には『疫病と戦い、偉大な勝利を獲得した』と言うのです。どのようにして勝ったのですか?人を生きたまま焼き殺し、疫病に勝ったのです」
広東省深セン市公安局のSARS死亡者処理チームの警官も “病院はすでにSARS患者の処理には関わらない。この仕事は軍と警察部門が受け継ぎ、死者は軍隊が焼却を行う”と漏らしたことがあります。
新唐人テレビがお伝えしました。
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)